信用がない
テーマ:ブログ
2011/12/18 09:30
お酒が出来上がると一番にアルコール分析をします。
できたお酒を100mlメスフラスコにとって
それを蒸留フラスコに入れて(ちゃんと15mlの水で2回すすいでね、入れます)
蒸留開始
伝熱を入れて
沸騰してきたぞ。
こうして待つこと約37分。
メスフラスコの中に純粋アルコールが溜まって来ました。
蒸留液が70ml溜まった時にこの液に水を加えて100mlにして
15度に温めてから酒精度浮ひょうを使ってアルコール分を計ります。
このアルコール分析を正確にしないと、瓶詰めする時の割り水の量が変わってくるので重要なお仕事です。
このアルコール分析。
他の分析に比べて非常に時間がかかります。
杜氏さんが、「奥さんが分析してくれるで助かるわいね~(能登弁)」と
言ってくださると、少しは役にたってるかなとうれしくなります。
しか~し、父に分析結果を言うと
「そんなはずはない!
わしの口メーターではもっとアルコールがでたるはずや」と言います。
くちメーターって・・・
仕方がないので、櫂棒でよく混ぜてからしたり、タンクの底のほうから酒を取ってしたり、後3回同じお酒のアルコール分析をしました。
でも出てくる結果はいつも同じ。
「4回してこれやから信じて、お父さん」
これでなんとか父も納得してくれましたが、やっぱり自分の口メーターを信じているようでした。(笑)
長年の感や~!ってか。