葬儀のありかた

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 先日、亡父の兄弟の一番下の弟にあたる叔父が亡くなり、一昨日・昨日と東京・町田まで葬儀に行って参りました。叔父は大学卒業後、現在紙コップなどでは大きなシェアを占めるT社に入社。小さかったT社を現在の大きな会社に成長させる事に尽力し副社長まで勤め6年前に引退しました。告別式で弔辞を読まれた現社長は入社時に課長だった叔父の元で、鍛えていただいたそうです。「今の私があるのはあなたのおかげです。」と時折声を震わせて読まれました。

 

 そのような叔父ですので引退して既に6年が経っているのに通夜には次々と来られ350人以上来られ、告別式も多くの参列者がありました。

 

 喪主を務めた従弟は、親父が亡くなった4年前の私より若いのですが、しっかり素晴らしい挨拶をしました。彼は本当に父親を尊敬していました。私のように親をけなしてばかり(笑)いては(どうしても腹が立つことはあるんですけど)、成長がない事を思い知らされました。

 

 さて、葬儀の形も変わったようで長浜でも自宅でされる方は少なくなりホール葬が増えました。都会では、よほどの家でないと自宅葬は出来ません。

 

 今回のホールは1階で受付など2階があり、夜伽席を簡単な机の上につまみなどを置いて出来るようにしてあります。3階が式場です。告別式に行けない人が都会では多いので通夜に来る人が多く、通夜も遺族・親族以外の参列者は焼香を済ませた後に下の階の夜伽席に誘導されます。そうする事により、たくさんの方が来られても、こなせるようになっております。

 遺族席が遺影に向かって右側にあり、親族席とは分けて座ったままで受けます。そのためお悔やみの言葉は事前に言わなくてはいけません。

 

 長浜では告別式の後、出棺で、火葬終了後に骨を拾ったあと、戻って繰り上げの初七日法要を行ないますが、こちらでは告別式で焼香を終わった後に、引き続いて初七日法要の読経をその場で行ないます。ただし焼香は遺族・親族のみで行ないます。

 

 そうして出棺後、火葬場へ。何とここの火葬場は住宅街にありました。中に入ると火葬場独特の臭いがしますが、別に変な感じはありません。

 ここは火葬終了までの時間を利用して会食が出来るような設備になっていて、骨拾いも骨を全て持って帰れるようになっていました。

 

 そのあと葬儀場へ帰り、解散となりました。このような形の葬儀は初めてでしたが、非常に合理的で私達のような遠方の親族でも帰りが遅くならなくてすみました

 

 変えるべきもの、変えてはいけないもの、それにプラスして変えてもいいもの、心情的には変えたいけど変えないほうがいいもの、その逆で変えたくはないけど変えたほうがいいもの。

 葬儀のあり方を良く考えて、葬儀設備のあり方も見直す必要があるのかもしれません。

 

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長浜の大手門通りの米嘉席のところで「正しい材料、正しい方法、正しい姿勢」をモットーにパン作りに励むパン屋です。

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