金本号泣
またプロ野球ネタです。日本シリーズは最終戦まで行かず残念でした。
今日、日本シリーズが終わった事で、配達先でスポーツ新聞を買いました。そしたら、「金本涙」の見出し。私が好きな広島カープの元選手・元監督で先日亡くなった三村氏の葬儀で金本が弔辞を読んだそうです。弔辞は三村氏と同じ頃に戦った山本浩二と三村氏の奥さんの希望で愛弟子の代表で金本が読んだということです。
金本の弔辞は新聞に全部掲載されていたのですが、素晴らしく涙が出るものでした。今でこそ「鉄人・金本」として41歳になっても阪神の4番を打っていますが、その元は広島で三村監督によって培われたものでした。
三村監督は選手の特性によって育成方針が違ったようで、来年の監督の野村謙二郎は、褒めて伸ばす方法をとり、金本には厳しく当たる方法をとりました。何でも全く褒めた事がなかったそうです。まるで力道山がジャイアント馬場には優しく、アントニオ猪木には厳しく鍛えたのに似ています。
金本が’94年の西武とのオープン戦の試合前に怪我をしてしまいました。そしたら「お前の代わりはいくらでもおるんじゃ。」と突き放し、強制送還させたそうです。それに対して金本は「いつか見返したる、認めさせる。」と歯をくいしばって頑張ったそうです。おかげで、今の鉄人金本が出来上がったのです。
後に三村監督が退団する時、「お前ようついてきたな、でもこれが一番お前を伸ばす方法だと思った。許してくれ。」と言ったそうです。
先に述べたように、奥様が弔辞を是非にとおっしゃったそうで、二人の素晴らしい師弟関係が伺えます。私は単純ですので、益々カープファンになってしまいました。