訃報
昨夜(13日)19:00前に大阪の知人より電話、21:00前にも別の知人から電話がありました。内容は上野(尚志)先生が亡くなられたとの訃報でした。信じられず、高校・大学の教え子である某チームのマネージャーに電話すると、今通夜が終わったところだとのことでした。
今朝(14日)8:30の新幹線で大阪に向かい葬儀に参列させて頂きました。最後のお姿は少しお痩せになったようでしたが先生らしく凛としたお顔でした。あまりにも突然のことで、驚きと共に在りし日の思い出が走馬燈のように脳裏を駆けめぐりました。
早くからお互いよく知っていたのですが、親しくお付き合いを始めたのは25年少し前です。大阪商大付属高校の体育館にはよく通いました。毎年7月には大学の体育館もお借りして全中を目指す中学校最後の練習会を持たせて頂きました。全日本の清水、福沢両選手も中学3年の時にお世話になっています。
先生とはよく飲むこともありましたが、常にバレーの話しばかりでした。そうしたときの先生の姿は、より高きを求める求道者のようでまさに孤高の人でした。
先生が日本のバレー界に残された業績は、口で言い尽くせるものではありません。今日の日本の男女バレー界はまさに上野バレーの舞台です。私は、昨日のブラジル戦を見ながら真鍋監督の背後に上野先生の存在を感じていました。
私は、この偉大な先生を評価しなかった日本バレーボール協会は一体どういう組織かと今も思っています。評価していても先生の求道者のような姿勢に恐れをなしていたのかも知れません。もし先生が協会の中枢におられれば、日本のバレー界は大きく変わっていたことと思うと、本当に残念です。
先生、何時までも日本のバレー界を見続けてください。私達や多くの教え子達に何時までも魂のご教授をお願いします。先生には、御浄土に行かれても安らかにしていただくわけにはまいりません。
先生、何時の日か再びバレー談義に花を咲かせましょう!