柔道界での暴力?
先日、こけてしまったことをアップしましたら、今日お会いした人に「大丈夫ですか?」とご心配いただきました。ありがたいことですね。
幸い上手にこけましたので、ほとんど問題のないコケ方でした。にーにさんのコメントにもありましたように柔道を少しかじった人なんかは受け身を練習しているのと、格闘技という競技の性格上、転び方などが怪我をしないように上手になっているみたいですね。
私も柔道をしていたころ、友人がふざけて私の腹にパンチを入れたことがありますが「いた~。」と彼が言ったことがありました。特に鍛えていたのではないのですが、投げられたりして自然と鍛えられているんでしょうね。
さて、今朝の新聞で柔道の全日本女子の監督の園田隆二氏が代表選手数人に訴えられたことが載っていました。普通の何でもない選手ではなく代表経験者ですからびっくりします。
園田氏は学生時代に世界選手権に優勝、残念ながら五輪には出られませんでしたが活躍した選手でした。大学卒業後は警視庁に入りました。
まあ、柔道は強い学校になるほど、指導者が竹刀などで叩くこともよくあります。また試合で負けた選手に対して平手打ちをされることもありました。
私の」高校時代、高校から柔道を始めた友人が当時は県下で1,2位を争う高校と試合して1学年上の人でその高校のレギュラー(団体戦の正選手)と引き分けました。そしたら、その高校の先生、怒られましたね。「ついこの前はじめた白帯の少年に引き分けて悔しくないんか!」と言って思い切り2発平手打ち、そして蹴られました。
園田氏も国際大会で負けたある選手を平手打ちにして、ヨーロッパの国のコーチ陣に止められたらしいですね。
以前も平尾誠二氏の講演会での話で述べましたが日本のスポーツのコーチたちは試合中に怒っている場面が多く目立ちます。これはどうなんでしょうか。
スクールウオーズで相模一高(モデルは花園高校)に大敗してへらへら笑っていた川浜高校(モデルは伏見工業高校)の選手に「お前ら悔しくないんか!」と泣いて語る先生(モデルは山口先生)。そして目覚めた選手たちに「これからお前らを殴る。この痛みはすぐ消えるが、今日のくやしさ痛みは忘れるな。」と言って生徒たちに平手打ちにする先生。
この世界は選手と指導者の気持ちが通じていると思います。この世界を勝手に自分に置き換えて、感覚がマヒしている指導者は本当に反省してほしいですね。
いくら鍛えてある格闘技の選手でも生身の人間です。人をたたくときは叩いた人間も痛い。それを忘れている指導者は立ち去っていただきたいものです。