高見盛引退
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2013/01/27 21:09
大相撲初場所。先場所、新横綱で1ケタ勝利に終わるという不名誉な成績に終わった日馬富士が見事に全勝で横綱初優勝を遂げました。
白鵬の独走時代は終わりを告げたと言ってもいいでしょうね。日本人大関は残念ながら稀勢の里が10勝どまり、日本人横綱の登場は今年も難しい気がします。
さて、十両の下位に番付されていた、人気力士の高見盛。残念ながら5勝10敗と大きく負け越し来場所の幕下落ちが確実となって、引退することになりました。
途中で引退かとささやかれながら、「最後まで相撲を取る(進退は)それから。」と言っていましたが、本人は今場所限りと決めていたんでしょうね。
力士は引退を口にしたときは、それ以降は土俵に上がることが許されません。小錦が場所中に「今場所限りで引退したい。ファンに最後までお見せしたい。」と言ったことから、クレームがつき、場所途中の引退となったことがあります。
これはなぜかと言いますと、もうやめることが決まっている力士に対して、相手は気を遣ったりする可能性があるため、余計な負担をかけて相手に失礼ということです。
高見盛は仕切りの時に気合を入れる動作が面白いので人気がありましたが、これらは以前なら相撲では見苦しいと非難される土俵上のしぐさでした。
相撲の人気が落ちて苦しい時代に、土俵上で一生懸命な姿がファンの心を打ったんでしょうね。一人の個性的な力士が姿を消しました。日本人力士で個性を感じさせる力士が出て欲しいものです。