昨夜の金八先生

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 昨夜は本当は見たいテレビがありましたが、用事が二つあって、全部を見る事は出来ませんでした。(録画するものが無いのです・笑)

 

 見たかったテレビはトームスさんも書いておられますが、「3年B組、金八先生さようなら(だったかな?」。金八先生シリーズ。第1回は私が高校生だったと思います。そのときの武田鉄也さんは29歳。若かったですね。最初の美人(マドンナ)先生は名取裕子さん演ずる沢田先生だったと思います。

 

 そのあと、岸田智史が演じる先生が「1年B組新八先生」(新田八郎太)、さとう宗幸扮する「2年B組仙八先生」(伊達仙八郎)がありましたがそれぞれ1回で終わりました。やはり3年生、15の春というものは共感を呼ぶのかもしれませんが、何と言っても、坂本金八先生の魅力でしょうね。

 

 

 私は1回目は見ていないのですが、2回目は少し見ていました。歌も1回目の「贈る言葉」、卒業式に使われる素晴らしい歌ですが、2回目の「人として」も大好きな歌です。

 

 昨夜は、坂本先生の教え子がたくさん出てきたのですが、その頃の生徒は、当然ですが本当に歳をとりました。坂本先生は昔のビデオが出てこないと、わかりませんが、当時の生徒役は全然わかりません。当時のビデオが流れて「あ~、あの子か、面影はあるな。」と言う感じでした。

 

 

 2回目は自ら命を絶った沖田浩之や加藤優役の直江喜一、伊藤つかさが出ていましたね。当時、中学は校内暴力がはびこっていました。私がいた大学の近くのK中学も本当にあれていました。

 

 そのとき、加藤優らが前にいた学校に立てこもり、警察に逮捕されたときに金八先生と生徒側に立つ先生に対し不良生徒を排除しようとする先生、それに加えて保護司、PTAが話し合う場面がありました。

 

 

 そのときの金八先生のセリフに私、本当に西田局長状態になりましたね。今でもあの場面を見るとそうなります。当時は妹たちに笑われました(笑)。

 

 金八先生が「だから腐ったみかんは追い出せと言うことですか?(中略)私たちはみかんやリンゴを作っているんではないんです。人間を作っているんです。・・・生徒達を信じてやらなかったら生徒たちはどうすればいいんですか?教えてください。」と叫ぶ姿は心に残っています。

 

 

 最後、逮捕された生徒らが釈放された時、警察官は「釈放前に君たちに言っておきたいことがある。今回釈放するのは、ここにいる先生や大人たちが君たちの将来を本当に一生懸命、真剣に考えてくれていたからだ。もし、今度それを踏みにじり、同じことを繰り返したら警察は今度は本当に黙っていないという事を覚えておきなさい。」と言った後に金八先生が生徒らに歩みより一人一人にビンタを食らわせます。そのあと抱き寄せて「お前たちは俺の生徒だ。忘れるな」と語ります。いい場面ですね、何度見ても。

 

 挿入歌の「人として」の最後のところ「人として一人(人に?)迷い、人として一人(人に?)傷つき、人として人と分かれて、それでも人しか愛せない。」は学生時代より今の方が何か深く感じます。

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