日本人・人間の素晴らしさ
未曾有の大災害となった東日本大地震。本当に大変なことになりました。チリで地震が起これば日本に津波が押し寄せていたようにインドネシアやアメリカにも到達し死者が出ているようです。
諸外国のマスメディアでも今回の地震は大きく取り上げられています。その中でアメリカのニューヨークタイムスなどでは地震の被害状況もさることながら日本人の行動の素晴らしさを称えているようです。
また、現在関係が悪化していると言われる中国のメディアも日本人が極限状況の中でも冷静な素晴らしい振舞いをすることに「中国人ではとても出来ない。」と述べているようです。
確かに本当に日本人は素晴らしいと思います。昨年でしたかハイチで大地震が起きた時、暴動や略奪など治安が悪くなり、問題が起こりました。それに比べ日本では一部でそういう者もいるかもしれませんが、実際は自分勝手なことをすることなく、人々が助け合っています。復興へ力強く歩もうとしています。「何かがしたい。」と多くの人がボランティアに行こうとされています。
諸外国も中国、ロシア、韓国なども駆けつけてくれています。今関係が悪い中でも駆けつけてくれているのです。このことは昔も今も同じようです。
今回と同じような地域の関東大震災の時、中国では辛亥革命によって中華民国が出来ていました。当時日本は対華21か条要求などで中国に屈辱的な事をしていました。それなのに、清朝最後の皇帝(ラストエンペラー)の溥儀はそおのころ大清皇帝として紫禁城にいましたが、紫禁城内の膨大な宝石を換金して義捐金にあてるように日本大使に渡したと言われています。
後に溥儀の帝師のレジナルド・ジョンストンは回顧録で「溥儀が後に満州国皇帝となるために日本に恩を売ったのではなく、純粋に日本人を助けたい、何かできないかと思って行なった行為であった。」と述べています。
お互い仲たがいをしていても、いざとなったらやはり、人間は助け合うのですね。
今回もスエヒロさんの記事にもありますように、レイクスターズの救援隊にたくさんの方が物資を提供に来られました。本当に素晴らしいことです。しかし、今は人命の救助と救援への段取りが最優先。行政や赤十字にしっかりと指揮をしてもらい、それに最大限の協力をするようにやって行きたいものです。