プロ野球、セパ分離開幕
春を告げるプロ野球の開幕が3月25日の予定でしたが、被災地の仙台を本拠地とする楽天が所属するパリーグは4月12日開幕となりました。セリーグは私の大嫌いなナベツネの巨人が強硬に主張し選手会の意向を無視して予定通り25日開幕となりました。
甲子園大会はどうなるのかわかりませんが一応組み合わせ抽選はおこない、被災地の東北(宮城)は1回戦一番最後に廻り大垣日大(岐阜)と対戦することに決まっています。
阪神大震災のときの甲子園大会は被災地での開催ということで出場校数を減らして開催の案も出ていましたが結局、予定通り行いました。もし減らされていたら出場が危なかった観音寺商業(香川)が優勝しました。
被災地開催であっても2ヶ月以上あった阪神大震災に比べ震災発生から2週間足らずでの開催は確かに大変だと思います。
私は甲子園大会は開催すべきだと思います。東北の選手も開催なら出ると言っています。「甲子園大会は心が晴れる。」と永井元文部大臣の昔の挨拶ですが、甲子園大会は教育の場であり、被災地の方たちにも大きな励ましになると思います。それに昼の試合が殆どなので電気(もともと関西だからそんなに関係無いのですが)も使いません。
プロ野球は興行収入のこともありセリーグの球団は強行開催するのでしょうが、高校野球とは意味が違うと思います。それに関東はまだ計画停電の最中。被災地も混乱した状態でテレビが見られない中で、なぜやるのかな、無事にできるのかなと思います。
阪神は甲子園を貸してもよいと言っているようですが、そのあたりの事も決め、選手の体制も整ってからやるべきでしょう。事実YAHOOのコメントで「このままなら大相撲より悪くなる。」と言う人がいました。
ファンだからかばうつもりはありませんが広島と阪神は強行開催するなら、その問題点のカバーも考えているのに対し巨人(ナベツネ)は思い上がりそのものですね。
私は阪神大震災の時に青年会議所からボランティアに1回行ったことがあります。その日は確か震災から約1ヶ月経った頃でした。復興どころかようやく落ち着いて物資などが避難所で行き渡るようになった頃でした。コンビニなどにも品物が行くようになっていました。今回は阪神大震災に比べ被災地が広範囲ですし、もともと交通の便が悪い地域が多く、おまけに原発がやられて電気も計画停電状態。回復には当然時間がかかると思います。
何でも自粛というのはいけませんが、開幕を強行するよりも、もっとしなければならないことがあるような気がします。