雪どけ
今冬初の積雪です。昨夜、非常に寒かったので「来るな。」と思いまして当社の宿直室の水道管が凍結するのでちょろちょろと出しておきました。朝になると見事な雪化粧でありました。
今日は土曜日ですが年末の中でこの大雪(昔はこれくらいでは大雪といいませんでしたが)で誰も来ません。急遽休んでいるお店もいくつかありました。商店街のアーケードには雪が乗っかり通りは暗くなります。おかげで電飾は映えますけどね。
さて、雪が積もるとしなければならないのが除雪です。どうせ消えてしまうもので、何かむなしくなるような作業ですが、子供の頃は何か嬉しくなる雪かきでした。
その頃から言われているのですが、湖北でも田舎の方は皆さん早起きで除雪が早いのに対して町中では除雪が行われておらず「商店街の連中はけしからん。」とよく新聞に載りました。私も、そのころは違うところにいましたので、本当にそう思っていました。
しかし、よく考えると、私達のようにアーケードがあるところは良いのですが、普通の町中は除雪しても道も狭く雪を捨てるところがありません。それだけでなく私の実家でも以前は水が流れた溝川があったのですが、下水道整備などで虫が湧かないようにふたをしてしまいました。おかげで雪を横へやるだけで充分な通路の確保は難しくなっています。
除雪がしにくくなったところへ住民の高齢化です。町内にはブルトーザーを持った人に家の前の除雪の依頼をしている人もあるくらいです。雪が昔に比べ少なくなったとはいえ、除雪がえらくなってきました。
融雪装置をつける方法や小さな除雪車で除雪が困難な地域をどうするのか、考えて行く事が必要なのでしょうね。しかし「冬来れば春遠からず。」で春が来たら忘れてしまい、また冬になって「雪どけはえらいな。」という寒苦鳥のようになってしまう私であります。