紫式部
今年の流行語大賞が決まりました。トップ10の中には「歴女」もノミネートされたそうで、何か歴史に関心が深いようです。そこで先日も載せましたが、毎週火曜日にマンガ日本史が届きます。今週は紫式部です。
平安時代にかな文字が生まれました。それまでは漢字しかなく、しかも女性が漢字を書くのは、はしたないとされていたので女性は読み書きが出来ないのも同然だったそうです。
かな文字が女性向けの文字として生まれたおかげで女性が自分の思いを自由に表現できるようになりました。だからこの時期は紫式部の他に清少納言や和泉式部、藤原道綱の母などの女流文学が生まれます。面白いのは全部本名じゃないんですね。
男でも紀貫之は土佐日記を自分を女性に見せかけてかな文字で書いています。男性はまだ、かな文字を使うことが恥ずかしい時代だったようです。
和泉式部は恋多き女性として知られています。女性には申し訳ないのですが元祖カー***の人物と言われています。牛車の中で何をしていたんでしょうね。肉食女子の元祖でもあります。
この本も創刊号は180円とお値打ちでしたが490円は高いかな、薄いし。それでも、漫画だけ読めばあまり値打ちはありませんが、その他の解説は要点を抑え、内容があると思います。
平安時代はかな文字が生まれ文学が発展した時代です。和歌には掛詞(かけことば)など、油甚さんのブログのように高度なテクニックを使ったものが多いですね。
来週は平清盛。源氏を破って天下をとったものの敵の大将の妻(常盤御前)があまりに美しかったので、子供の命(源頼朝、義経)を助ける代わりに自分のものにしてしまう。さて、どうなるのかはお楽しみに。