理想の長男
本年4月に義母が亡くなりましたので会社関係は別にして喪中ハガキを先日出しました。振り返りますと親父が亡くなった時も合併による新長浜市が誕生する前の年でした。だから住所の変更など何も考えずに年末年始の挨拶を出す事が出来ました。それにしても私にとって合併は縁起が悪いのかな?(笑)
そしたら今日、私の母の実家の伯父からはがきが届きました。妻が「涙が出てくる。」といって私に渡しました。読んで見ると伯父の本当に温かい人柄を表すはがきでした。
4年前に親父が急死したときも伯父は妹である母を思って葬儀やそのあとの法事でも、色々と気を遣ってくれました。法事の際にはいつも母の実家にある仏具などを持ってきたり、段取りに対するアドバイスなどをして法事が滞りなく行なわれるようにしてくれます。
今日のハガキは義母を偲び冥福を祈る文章が書かれていて「生ある者には誰彼となく無常がやってきます。淋しい迎春となりましたが健康大事に家業の発展を念じています。」と締めくくられていました。
伯父は現役時代はハローワークに勤務していました。定年後も70歳を越えるまで嘱託でいました。公務員の世界では天下りなどでもない限りこんな事は、あまりありません。いかに伯父が人々から慕われ、頼りにされていたかを表すものです。
伯父は7人兄弟、全て勉強が良く出来たので私も高校時代にその時を知る先生からよくかまわれたものでした。(私は成績がいまいちだったもんで(笑)
そんな優秀な伯(叔)父達や伯父の従弟は大手企業などに勤めた人でもかなりの出世をしています。それらを、いつも自分の事のように喜び、また兄弟が苦境のときでも、実家をしっかり守り、温かく迎えてくれていました。伯父が定年を迎えたとき遠方の兄弟みんなが集まって慰労会をしたのを覚えています。
いつも兄弟が仲が良いのは、やはり長男である伯父の力による事が大きいのでしょうね。私なんぞ同じ長男でも人間性が駄目なので(笑)妹たちは、いつも毛嫌いし知らん顔です(笑)。私は、長男の理想の姿を伯父が示してくれている気がします。