危うい「友愛」外交
米韓が強い同盟関係を構築している時、１６日の産経新聞の特集 “危うい「友愛」外交” １；を読み、日本の将来に不安を感じたのは私だけではないと思います。
“昨年１２月１９日朝、東京帝国ホテルの一室で開かれた民主党幹部と米知日派の国防・安全保障専門家の懇談でのこと。
①海上自衛隊のインド洋給油支援活動の即時停止 ②日米地位協定の見直し ③沖縄海兵隊グァム移転と普天間飛行場移設を柱とする在日米軍再編計画の白紙撤回ー。
何れも民主党が最新政策集「政策ＩＮＤＥＸ２００８」を通じて政権公約に掲げたものだ。
これを示して、「民主党が掲げる政策を一度にぶつけたら、米議会や政府は反米と見なすかも知れない。皆さんは注意されたほうがいい」と、「反米警告」の口火を切ったのはジョセフ・ナイ元国防次官補である。
その場にいたのは、日本側は鳩山由紀夫・管直人・岡田克也・前原誠司の４人である。米側は前記の他、ジョン・ハムレ米戦略国際問題研究所長、マイケル・グリーン前国家安全保障会議アジア上級部長、ジム・ケリー元国務次官補の大物４名である。
菅らは「民主党政権になっても日本の外交安保政策の基軸は日米関係だ」と言うが、米側からは民主党政権になった場合の日米同盟の将来像がさっぱり見えてこないのである。
北朝鮮の度重なる核実験や中国の核の脅威は確実に高まっているとき、日米関係は大丈夫なのか。「拡大抑止（核の傘）そのものが日米安保の軸だ。賛成なら日米安保を認めることになるが、反対なら独自に核武装するか、非武装中立の道しかない」という専門家もいる。
ナイが指摘した「反米３点セット」を断行する本物の反米政権が生まれる日が本当に近づいているのか。
「米国からの自立を目指すという選択をすることがなにを意味するかを真剣に考えていないのではないか」と指摘する専門家もいる。
民主党の米国に対する「甘えの構造」とひとりよがりの安全保障政策によって、同盟が日本側から瓦解する恐れはかってなく高い。”と結んでいる。
かといって自民党の中にも山拓等のように危うい人物もいるわけだし、国民は如何なる選択をするべきか。
コメント
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2009/06/18 23:53先生の記事を読ませていただくと、私が常々日米安保に対して異を唱えるような代議士は、近隣の共産国家から小遣いを貰っているに違いない!という思いが強くなります。
まぁ、山拓は絶対に貰っています。あいつは論外です。
あいつを当選させてくる選挙区は、何を考えてるのか?と思います。
これが民主主義の怖いところですね。
多数の民意が必ずしも正しいとは限りませんもんね。。
そこで、民主党です。
アンチ自民がカッコイイという風潮で選挙を戦う心算らしいですが、個別に政策を見てみるとホントに出来るのか??と疑問に思う事だらけです。
票を稼ぐ事だけを考えているとしか思えないんですが…
小沢も｢第七艦隊だけでオーケー｣なんて馬鹿なことを言ってましたが、国防一つ取ってみてもこんなことでは、いったい何を任せるのか…
ただ、本気でアメリカに民主党が逆らうなら、その時のトップは潰されるでしょうね。
橋龍も総理時代にアメリカ国債を売ると言って脅しをかけたときに、反対にスキャンダルを暴露されて辞めましたもんね。。。
民主の人間も知ってるはずなんだけどなぁ～。。。
沖縄に行くと分かると思いますが、米軍基地は凄いです。
日本は戦争に負けたんだな、と思い知らされます。
けれども、ここに米軍が駐留しているから日本は安全なんだという事も分かります。
友愛や話し合いではどうにもならない事が在るということも知るべきです。
平和ボケ、それを加速させる政治、大丈夫か?
本当に良く考えなければ。。
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2009/06/19 18:10日本人は、大東亜戦争敗戦後の占領政策によって、巧妙な罠を仕掛けられ見事にそれにはまったことから、早く目覚めるべきです。
りゅーたろーさんがおっしゃるように、民主主義は怖いです。それは、投票する国民の判断基準が人それぞれであるからです。
日本は、自国の歴史と伝統文化を踏まえた、日本らしい国家体制を再構築していくことが望ましいと考えています。
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2009/06/20 12:56りゅうたろーさん、船浅さん有り難うございます。
内政政策もしかりですが、特に危うい民主党の防衛・外交政策を心配します。しかし賢明なる日本人はしっかりした判断をすると期待しています。
その後に待っているのは、日本のバックボーンを明確にした政界再編だと思います。
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