大和魂
昨日(25日)、石原慎太郎東京都知事は知事を辞職し次期衆院選に向けて新党を結成することを発表しました。私は、まさに「・・やむにやまれぬ大和魂」だと感じました。
同じ吉田松陰の辞世の句、「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」の志を受けついだ松蔭の弟子たちは、明治維新へと突き進んで行きました。
一方、つい最近、橋下大阪市長主導の新党「日本維新の会」が結成されましたが私は少し?を持っています。理由は、指導力のある橋下氏にすり寄る人達の「選挙互助会」に映るからです。
そもそも、明治維新は命をかけて王政復興と近代国家設立を目指して幕府軍と戦った革命なのです。結果、明治新政府が誕生し世界に冠たる今日の日本国があるのです。
昨日の石原都知事の記者会見の言葉を聞いて鳥肌が立ちました。特に憲法に関して、「・・。あの憲法の非情にいびつな権利と義務のインバランス(不均衡)が日本人に我欲を培い、国民全体がセルフィッシュ(利己的)になってきた。それに政治が迎合せざるをえない今日の状況を作った」の部分です。
彼は、最後のご奉公の目的を「憲法廃棄(改正)と官僚制度をシャッフルすることだ」と言いました。この憂国の士の行動には、必ず心ある人が付いてくることと思います。
ただし、小異を捨てて大同につく方向もあろうかと思いますが、氏には国家の再生のみを考えていただきたいと念じています。そのために政界再編があるのではないかと期待をしています。