湖北の昭和
タイトルが違っているかもしれませんが、もうすぐ、長浜市各地の旧長浜市だけではなく、西浅井や余呉の昭和の風景を映した貴重な写真を掲載した本が長浜市内の各書店で販売されます。
予告ならびに販促チラシに載っている写真をいくつか見てみました。そうしたら長浜駅前通にあったアタラシヤパチンコ店というのがございました。
回りの様子などを見てもどうしてもわかりません。「このままでは夜も寝られなくなっちゃう」ということですが、親父や伯父も亡くなり、このあたりの昔を知っている人が少なくなりました。誰かいないかなと思って考えていますと、「おられました!」大手3姉妹の一人で年齢が甲子園球場と一緒というI八屋のM村さん。
早速お店の方を訪ねますと、出てきてくださいました(あたりまえ)。チラシを見せますと「今の滋賀銀行駅前支店があるところで、東映映画館の前にこのパチンコ店であった。」ということを教えていただきました。
なるほどよく見ると東映映画館の建物の面影が見受けられました。
私は東映映画館。それも日活ロマンポルノで18歳未満入場禁止の頃からしか知りません。後年、閉館になったときに、この建物を残せないかといわれましたが残念ながら取り壊されました。
M村さんと話していますと、今の信用金庫の本店の旧の建物の話しも出ました。あれも私が小学校の時代だったでしょうか、残っていたらいい建物だったのですが、手狭になったため現在のものに建て替えられました。
M村さんは、「私もまだボケていないから、何とか昔のことは覚えているので今のうちに何でも聞いてね。」と笑いながらお話しされました。
M村さんは、まだまだお元気で、明日の大手門通り商店街研修旅行にも来られますが曳山祭りなどの13基出場時代のことも語れるお方ですので、貴重な語り部がお元気なうちに資料として残して行きたいものです。