半年目と10年目
本日9月11日は、報道などでもご存じのとおり、東日本大震災が起こってからちょうど半年です。10年前の同じ日(時差の関係がありますが)にニューヨークで同時多発テロが起こり、たくさんの犠牲者が出ました。
両方に共通するのは、想定外(そんな言葉はいけないのでしょうが)とも言える出来事であること。死者も多数出ましたが未だに行方不明の状態の方が大勢おられるということです。
同時多発テロではたくさんの日本人がなくなりました。私の叔父で以前に富士銀行(現・みずほ銀行)に勤めていたのがいるのですが、昔の同僚や後輩の方たちがたくさん亡くなったり行方不明になっているそうです。
あの、ニュース映像の取り方や、その日にたくさんのアメリカ人が休暇を取っていることから要人だけは避難させておいて外国人や移民系の人たちを犠牲にしたという噂がありますが、これを機にアメリカはとんでもない方向に行きました。後にブッシュ前大統領は日経新聞の私の履歴書でこの時のことをすごく正当化していますが、どうなんでしょうか。
震災のあとでは原発が恐ろしい事故になりました。昨日、鉢呂前(早くも前と書くのですね)経産相が失言と馬鹿な行動で辞任をしましたが、人間の醜さ、所詮他人事という姿勢は仕方ないのかもしれません。
同じ年に起こったテロと災害と言えば1995年(平成7年)の阪神大震災と地下鉄サリン事件があります。同じ年とか年は違えど同じ日におこったというのは何か感じます。
犠牲になられた方たちのご冥福をお祈りするとともに私たちは忘れることなくいい社会を築き上げていきたいものです。