建国記念の日の思い出
明日2月11日は「建国記念の日」。戦前は紀元節と言いまして、神武天皇が即位された日なんですかね?いろいろとあって記念日とは言わず記念の日となっているようです。世界の国を見てみますとアメリカは独立宣言の7月4日、インドはイギリスから解放された8月15日など、独立した日が多いようです。
そんな記念の日ですが毎年全国各地でお祝いする人たちと逆に反対する人たちの集会が開かれています。
私が大学1回生の年。アルバイトではないのですが、柔道部のある伝から天皇を崇拝する団体の建国記念の日の行進に行かされた事があります。
当日は近鉄奈良駅に集合。そこから車に分乗して橿原神宮へ参ります。橿原神宮では行進に加わり、本殿前に参拝しました。代表の方が「憲法9条改定、天皇崇拝だったかな?etc」を読み上げたのち2礼2拍手をして参拝を終えます。
橿原神宮では憲法改定や再軍備などを老人から子供までが、それぞれ主張していました。食事をした後、橿原神宮から近鉄奈良駅まで街宣車などで行進します。
「紀元は2600年、ああ,皇国の・・・・・。」の音楽を鳴らしながら街宣車の上で旗を振ったりしていました。私は幸い、後ろの伴走車に乗っていましたので寝ていられましたが、旗を振っていたものは寒い中大変だったと思います。ちなみに皇紀2600年は昭和15年。つまり本年は皇紀2670年ということになります。なお、安田生命保険が2000年問題を先送り(40年延ばす)するために皇紀を利用したといわれています。また、インドネシアの独立宣言文の日付は皇紀の下2桁を使っているそうです。
近鉄奈良駅に到着後、5000円の車代と弁当、お神酒をいただき解散しました。
30年近く前のことですが、強烈な思い出であります。