人口ボーナス
久しくサボっておりました。下駄やのおじさんが心配してくださいまして本当にありがたいことです。昨日は「夫婦の日」だったそうで(11月22日は「いい夫婦の日」です。)すが、私は結構トラブルがありまして「フーフーの日」でした。2月は逃げるといわれますが本当に日は早く過ぎるものです。
さて、今日中日新聞を読んでいますと投書欄に紙つぶてというコーナーがあるのですが池上清子さんという方が「人口ボーナス」というテーマで載せられていました。
経済社会が近代化され発展していくと人口は多産多死から少産少死へ変化していきます。日本でも私たちの親は兄弟が7人というのは不思議ではありませんでした。その中で亡くなる子供もいました。今では4人兄弟といえばびっくりです。
一般的に近代国家になると少産少死となります。多産多死から少産少死に移行するときは従属人口(高齢者と年少者つまり非生産年齢人口)が相対的に小さくなり生産年齢人口の割合が大きくなる。こうなると教育、医療、社会保障などの投資が少なくてすむことから経済発展にとっては有利になり、これを「人口ボーナス」というそうです。
日本でこの時期に相当するのは1951年(昭和26年)から1986年(昭和61年)の35年だったそうです。ちなみに中国は1973年(昭和48年)から始まり2016年(平成28年)まで。一人っ子政策のため近い将来は高齢化社会になります。
インドは人口が2030年代には中国を抜くといわれますが1974年(昭和49年)から2044年(平成56年)までのなんと70年間だそうです。
この人口ボーナスは1回きりだそうであとは出生率が下がり高齢化社会になる人口オーナス(負担)時代になるそうです。
一般家庭でも子供が成長して働くようになると一応稼いでくれると楽になりますが、親が年とって孫ができると子に相当する人は大変ですものね。
日本は大変な時代、中国も将来は難しそう。インドはすごいことになりそうで影響力は計り知れません。
日本は昔を懐かしんでも仕方ありません。今の時代を考えた思考が必要なのかもしれません。