名選手と記録
イチローがついに張本の記録を抜きました。日米通算ですのでプロ野球記録は張本の記録がそのまま残りますが、イチローの記録がすごい記録であることは疑う余地がありません。
野茂が日本選手がメジャーで活躍するパイオニアとなってから日本人のみならず韓国や台湾の選手にも大リーガーが出て、先日のWBCで活躍した選手の中にも多くの大リーガーがいました。
イチローの記録を見ると1試合あたりの安打数は日本よりアメリカでのほうが多いのです。日本では芽が出る前の試合がありますので、そのあたりを差し引いても素晴らしいことだと思います。
さて、今ある日本プロ野球記録で恐らく抜かれることがないものは何かといいますと、
1、金田正一投手の通算400勝と4490奪三振
2、王貞治の868本塁打
3、福本豊の1065盗塁だそうです。
金田の記録は投手のローテーションがしっかりした今では恐らく無理でしょうね。また、金田のすごいところは国鉄スワローズ(現・ヤクルト)という弱小球団にいながら成し遂げたことです。だから、知られていませんが通算負け数も296と最多です。
王選手の記録は選手がメジャー挑戦をしなくても難しいかもしれません。
福本の記録はひょっとしたらと言う気がしますが今いる現役選手では無理です。
先日、ボヤキの野村監督(楽天)が監督通算1500敗を喫しました。なんでも、7つ負け越しているそうで、「弱い球団の監督ばかりしていたら。」といっていました。優勝や日本1が多い名監督にしては意外ですが、これもある意味、素晴らしい記録です。
名選手で記録を達成している選手に共通するのは、長持ちということ。金田など連投が多かった時代に20年も現役ですからすごいと思います。
王選手も40歳で引退、イチローが目標とする大リーグ記録を持つピートローズは45歳で引退。「無事これ名馬」といいますが、まさしくそのとおりだと思います。
私達経営者も体や会社の健康を一番に考えることの大切さを名選手たちは教えてくれています。