曳山のパンフレット
壽山のパンフレットが出来上がり、届けられました。いつもは他の山もあるのですが今年は出番のため壽山だけです。
パンフレットは各山組の若衆などが祭りの資金を集めるために協賛金を募り発行しているものです。各山組それぞれに特徴があり、非常にインテリジェンスで図書館に寄付したくなるものから単に広告が殆どのものまであります。
曳山祭りは長刀組を含めて13基の山があります。それぞれの形や山組の祭りに取り組む姿勢に違いがあります。また壽山なら「芸は一番」という理念はくずしませんが、その年によりまじめな祭りから夜は飲みに行ったりの年もあります。そういう変化が長浜の祭りを趣き深いものにしています。
パンフレットは、普通、巻頭には市長や偉いさんの文章が載るのですが壽山は数年前から壽山の振り付けをお願いしている水口一夫先生に巻頭エッセイをお願いしています。水口先生も昭和60年に壽山の振り付けをされてから24年目を迎えられました。実際に曳山に長く関わっておられる方なので形式ばかりの文章に比べ、そのときそのときの背景や芸題にちなんで非常に味があるエッセイであります。
また、今回は、岐阜出身でゴマ製品の会社を立ちあげ数年前から大手門通りで販売し、同時に若衆に入ったIさんが若衆に入っての経験を面白く書いています。
そのほか、大手門通りの老舗で席の名前がついている一八屋さんの文が興味深いです。
パンフレットの中の祭りの紹介は前回の写真を使いますので、非常にいい記録誌となります。つまりパンフレットには記録誌としての意味もあるのです。
興味のある方は当店にいらして見てください。数冊おいてあります。
また、いくつかの山に協賛された方、各山のパンフレットを読み比べてください。祭りが一段と面白くなるとおもいますよ。