今必要なことは?
今日(28日)の産経新聞「正論」は村上和雄先生(筑波大学名誉教授)による「ゲイツ氏の精神と日本の心」について記されていました。それに強く心を打たれましたので、一部を紹介して思いを述べます。
「日本は世界第二の経済大国であり、2008年には4人のノーベル賞受賞者を出せるようになった科学や技術の底力を持っている。・・・・。しかし、研究や技術の進歩よりはるかにすごいことがある。それは、万巻の書物に匹敵する遺伝情報を極微の空間に書き込み、一分一秒の休みもなく、正確に解読している大自然の不思議である。
この大自然の偉大な働き(サムシング・グレート)に感謝して、日本人は古来より『お蔭さま』『有り難い』『もったいない』『いただきます』という言葉で表現してきた。これらの言葉は、外国語では簡単な単語に翻訳することは不可能である。・・・・。
日本人自身がまず、金や物などに重きを置く現在の価値観を見直し、目に見えないもの、心、命、魂、サムシング・グレート等に対する価値観を取り戻すことが必要である。それには、そのための教育が大切である。・・・・」
アメリカのサブプライムローン問題に端を発しアメリカの住宅バブルが崩壊しました。それは瞬く間に国際的金融危機に発展しました。その波をまともに受けた日本は、生産部門の縮小と派遣切り、そして今日未曾有(う)の雇用環境の悪化を招いています。
しかし、この大きな問題は「百年に一度の反省する時ですよ!」という天の声だと受け止めるべきです。
昨日、2兆円の定額給付金を盛り込んだ政府の補正予算案が成立しました。しかし、国民の税である2兆円が本当に有効に使われているのでしょうか。少子化問題・雇用問題・弱者を含む介護問題等々、やるべきことは他にあると思うのですが?
聞くと、その給付に係わる様々な仕事のためにさらに800億を越えるお金が必要だといいます。
与野党共に目を向けている方向がどこか違うように思うのですが?
コメント
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りゅうたろー2009/01/29 03:14同感です。
不甲斐無い代議士ばかりです。
しかし選んだのは国民です。
最終的にはここに問題はあるのです。
西郷隆盛の遺訓に「功には賞を、徳には官を与えよ」とあります。中国の尚書の仲キの辞令書の中にも「徳の高いものには官位を上げ、功績の多いものには褒賞を厚くする。」とあります。
これが『南州翁遺訓』の第一条にあります。
もっとみんなが目覚めて、私利私欲を捨て、利他の心を持つような世の中になれば良いのにと思います。
私も少しでも、今日より明日が成長出来るように頑張りたいと思います。
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2009/01/29 16:28まったくですね。
といいながら「おかげさまで」「もったいない」とはおおよそ縁のない行動をする我が娘をみていると、口ではいいながら、我が子の教育を実践できていない不甲斐なさを恥じ入るばかりですが・・・・・。
今年の長浜みらいまちづくりのキーワードは「浜粋」
「粋」とは一言で言えば「やせがまんの美学」なんですが、なんとか残したいものです。 -
2009/01/29 22:12りゅうたろうさん、ねむり博士さん有り難うございます。
教育には二つあると思うのです。
一つは知識を与えること。一つは後姿で教えること。
戦後特に唯物主義に走り大切なことを育ててこなかったことが今日を招いたことです。
生かされて生きている、許されて生きていることを教育するときだと思います