大国日本
テーマ:ブログ
2011/12/20 20:24
今日(20日)午前中座敷の大掃除をしました。午後は湖北地域消防組合の監査に出かけました。終了後、今日お披露目のあった地震体験車に乗せていただき3.11の地震を体験させていただきました。私の家なら倒壊していることとお思いました。
帰宅後、午前中大掃除をした座敷の床に金子堅太郎の軸を掛けました。彼は日露戦争開戦間無しに、伊藤博文に懇願されアメリカに渡り重要な役割(インテリジェンス外交)を果たした人物です。
この七言絶句には
“政治を助ける大きなはかりごとは、今この時にある。奮い立って遙かに遠い前からの友好の国に向かっている。遙かに遠い海の旅のこの先の成り行きは決して明るくはない。我が国の存立と滅亡はこの小さな舟に懸かっている。
日露開戦にさいし命を奉じ米国に赴く太平洋上の所感 溪水堅”とあります。
明治の人々の強く国を思う心が列強と肩を並べる大国日本の地位を築かせました。今日の日本国に於いて、どれほどの人が国家を考えているかと思うとき少し寂しい気持ちを持つのは私だけでしょうか?
コメント
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2011/12/21 01:50先日BS放送で塩野七生さんが仰っておられましたが、チャイナが覇権国家である以上、日本は違うポジションを狙うべきだと。その見本がヴェネツィアであるということでした。私もそう思います。マッキンダー地政学のハートランドとリムランドの比較の如く、大国ではなく優国を狙うべきと思います。
そのヴェネツィア外交の最大の特徴が情報力とインテリジェンスでした。
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2011/12/21 10:13ねむり博士さん、有り難うございます。
優国、いいですねェ!
さて、当時の日本国はロシアの南下を止めなくてはならない使命がありました。結果、朝鮮半島も日本もロシアの属国になることはありませんでした。
大金を預かった明石元二郎はロシアで諜報活動と革命工作を実行しました。一方アメリカに送られた金子堅太郎は広報外交と講和工作を展開します。
外交とは情報収集、同盟、講和工作等だと思います。これこそがインテリジェンス外交です。
今日の日本国の外交は後追い外交、場当たり外交としか云いようがありません。
優国外交も基本はインテリジェンス外交だと思います。
今日の日本国の外交には(特に民主党)悲しみを覚えます。
政治も国民も明治に習って欲しいものだと常々思っています。 -
2011/12/21 10:20↑ねむり博士さん、
私は日本国の大国化を望む者ではありません。日本の歴史を文化をしっかりと踏まえた世界に冠たる独自の国家でありたいと念じている者です。