国士は!

テーマ:政治・経済

国士を広辞苑で調べてみますと、“一身を顧みず国家のことを心配して行動する人物”とあります。今の政権に国士は居るのでしょうか。

 

先の総選挙で小鳩は政権交代と公約実現を高らかに叫び、票を獲得するためにポピュリズムに徹した結果はどうでしょう?

 

安全保障問題を知らなかった党首の発言による普天間移設問題は、迷走を続け結局は元の鞘に収まりそうです。その間に失ったものは内外共に如何ほどあることでしょう。

 

この問題では、政権離脱がないことを見抜いた社民党が瀬戸際交渉をしています。それを後押しするのは、小沢の威光を借りた民主党 輿石東 参議院議員会長です。輿石は今回の改選議員で、前回のこともあり地元山梨では極めて厳しい状況です。

 

そのため日教組を含む社民党の票がどうしても必要なのです。彼にとって国家より我が身が先なのです。このような者達に日本国を任せてよいのですか?

 

他にも、小沢一郎による静岡県連への参議院選活動費停止問題。これはまさに見せしめであって、いよいよ独裁の始まりを感じます。

 

ことの次第は、静岡県連が小沢氏の改選2議席の選挙区での2候補擁立方針に抵抗したことへの報復と思われます。マスコミには「資金は私と財務委員長が決定している。言う必要も理由もない」と説明拒否をしています。 

 

参議院選を意識する民主党も社民党も、結局国民のことはそっちのけで自分たちの政権維持しか考えていません。こんな状況下で、政治が国民の利益に繋がっているとはとても思えません。求められるのは《出でよ国士》です。

 

以上は18:00前に記載しましたが、今(22:20では)のニュースでは福嶋氏が罷免になったとのことです。となれば社民党は連立離脱しかないでしょう。恋々としていては政党としての存在を疑われることになるでしょう。

 

鳩山さん、いよいよ終焉を迎えましたねェ。日本国のために身を引いてください、お願いします。

 

コメント

  1. 2010/05/28 23:53
    国士・・・夢想?
    国士・・・無喪?
    国士・・・霧走?

    遊んでしまってごめんなさい。

    私は党がどうのこうのというより、今の政府が国民の状態を体現しているというか象徴しているわけで、民主党を擁護するわけでもありませんが、自民党にしたところで・・・という状態でしょう。
    議員がアホなわけでなく、一人一人はどちらかと言えば真面目で優秀な人間が多いのに、集まるとガバナンスが全く効かないという状態。
    戦術としての政策は作るが、戦略としての枠組みが作れない。あるいは考えているのだけど、まとめ上げて俎上に載せる政治力が無い。

    政治と政策を一緒と勘違いしているんじゃないですかね。私は別物だと思います。
    問題は政治力が無いということでしょう。政策は官僚をうまく使えばいくらでも実現可能なものを作ってくれますから。

    危険なのは「国士だと思っている奴」がポピュリズムを味方に付けたときじゃないですか?。
    ルネサンス期のフィレンツェもそうだったし、第1次大戦後のドイツもね。
  2. 2010/05/29 01:13
    再度。風呂に入りながら、いろいろと考えを巡らせてみました。

    マキャヴェッリの本を読んでいたので、余計にそう思うのかもしれませんが、ガバナンスの無い現在の日本に必要なことをよくよく考えてみると、明快な戦略と、確実な戦術を実行できる状況をつくることと考えられます。

    となれば、とにかく参議院で過半数を抑えて、訳の分からない社民党や国民新党を放り出して、強力な推進体制を作るために、国会で一党独裁体制を作ることがまず第一と考えますな。自民党には離党者が出るようにくさびを打って、総裁候補も満足にいないようなへろへろ状況にしておけば、まず参議院選で負けることはない。第三極といっても10人もいない政党は、所詮「極」にもなり得ない。

    おおよそマキャベリズムとは正反対の、政治音痴を首相に祭り上げておいて、あんなガバナンスの取れない政治では、日本はお先真っ暗だと実感させておき、言いたい放題の連立政権では将来展望がないことを国民に見せておいて、参院選挙後に一刀両断する。

    中国にこびを売っているように見せかけて、アメリカと取引カードにする。

    カネや政治倫理や、闇将軍、独裁者と指弾を受けてようが、倫理的に問題があろうが、日本のために強力な政策を実現する体制を作る、という目的のために手段を選ばない。

    もし党内に反対勢力があっても、いざというときは古巣の自民党のかなりの部分と連立して大保守政権を作る。

    と考えれば、今のところ小沢幹事長の目論み通りかもしれません。(好意的に考えれば・・・です)

    問題は小沢氏が国士たる力量を持っているのかがよく分からないということと、過去の例から言うと、あまり幸運には恵まれていない、肝心な時に失敗をするという運がどう左右するか。最終的に思惑通りの状況を作り出し、なにより「日本国にとって最良と思われる結果」を出せるか、ということにつきますな。

    これは、ちょっと裏読みすぎか・・・
    それとも現実なのか

    判断するのは我々自身です。



  3. 2010/05/29 08:12
    先の知事会における石原発言、今朝のネットで確認しました。配信は産経ですが、産経新聞には出ていません。
    要は有権者がメディアに流されることなく、国家の有り様を考え、しっかり判断するしかないと思います。
    次回の選挙(参議院・知事・市議会)は民度が問われるものと思います。
  4. 2010/05/29 08:34
    ねむり博士さん、有り難うございます。
    ナチス党はポピュリズムで第一党になり、結果はヒトラーの独裁が始まりました。
    なんだか日本も似ているように見えます。
    政治は能書きではなく結果だと思います。
    国民の命と財産を守ると共に無駄を無くし、如何に利益を与えたかが問われるものと思います。
    ガバナンスの崩れた現政権では・・・・・。

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脇阪宏一
真宗大谷派
西蓮寺住職
38年の教職生活を基に、市議会議員2期務めさせていただきました。
現在住職の傍ら健全な青少年の育成を願って、"明るく・楽しく・元気よく"をモットーに、スポーツ少年団バレーボールチーム「長浜パンサーズ」の指導をスタッフと共にしています。
練習会場は長浜小学校体育館で週2回(土・日午前中)です。
現在長浜市内51名の男女児童が参加しています。
参加希望者は何時でも受け付けます。


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