「政治」をさせて
今日(28日)の新聞の見出し、“選挙より「政治」をさせて”に目をひかれました。そこには先の総選挙で民主党から初当選した元犬山市長 石田芳弘氏の発言がありました。それは小沢一郎幹事長ら党側が、選挙対策ばかりを強調する姿勢を批判したものでした。
“当選一回は、政治の世界の手練手管は素人かも知れないが、市民感覚はより優れている。「永田町ズレ」していない一回生の新鮮な感覚を予算の見直しに生かすべきだ。・・・・。自分の経験を生かして無駄を省く作業をやらせて頂きたい。
官邸に呼ばれて鳩山由紀夫首相から「しっかりやってくれ」と言われたのに、この事態をどう戻していくのか。
・・・・。次の選挙のことを言うのは「政治屋」、次の時代を語るのが「政治家」だ。党側も選挙のことばかりではだめだ。私だけでなくみんなが思っている”と。
これは、政府の行政刷新会議内に設置された「事業仕分けチーム」の 作業がストップしたことを受けての発言です。原因は、事前の根回しがなく新人議員14名を入れたことが闇将軍 小沢一郎の怒りを買ったようです。
それにしても、何から何まで闇将軍の顔色をうかがわないと政策決定できない鳩山内閣は、この先どのように進むのでしょう?また、今後も闇将軍に逆らえば、前最高顧問 渡辺恒三氏のように無役にされたり公認取り消しが待っているのでしょうか?
既に沖縄の普天間移設問題を始め、内政外交問題で閣僚の発言がぶれたりばらつきが見えてきた中で、民主党新人の中にも胆の据わった人物がいるものだ。
ガンバレ!石田芳弘代議士
コメント
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2009/10/28 22:48先日からの放送での、官房長官のコメントに今の政権政党の暗闇が感じられたのですが。 政権を担っていると言っても一政党のはずなのに、なぜマスコミの前での場で党幹事長の立場の方に、官房長官が謝罪の言を吐かれたのかが判りかねます。
幹事長は党運営の責任者であって、行政府の代表ではないはずです。
暗躍もいい加減にして欲しいと思う私の考えにどうか護訓導をおねがいします。
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2009/10/29 09:16おはようございます。
カピパラさん、有り難うございます。
背後には複雑なものがあることと思いますが、要は「わしは聞いていなかった」ということだと思います。
1年生議員には「お前らの仕事は次の選挙に勝つことだ」と言いたいのでしょう。
中には石田氏のようにそれなりの経験者もいると思うのですが?
闇将軍として、少しでも意に沿わないことには異を唱えるということでしょう。
先が思いやられますねェ! -
2009/10/29 22:01先日、ある会合に参加したら、石田議員が来賓として出席されていました。小泉元総理のような風貌で、大物政治家のオーラを感じました。石田議員のような政治家に頑張ってもらいたいものですね。
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2009/10/29 22:57nabeさん有り難うございます。
私が感動したのは、闇将軍を恐れて誰も物言わない中で、あのような発言をしたことです。彼の政治家としての自覚と責任を感じました。
今後に注目してゆきたいと思っています。 -
2009/10/29 23:13物言わぬ政治家なんて、存在価値は無いと断言出来ると思います。
石田氏の政治家と政治屋云々の言は私のような者でもその胆力に感じ入るところです。
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2009/10/30 09:28おはようございます。
カピパラさん、有り難うございます。
今朝の新聞を見ると仙石行政刷新担当大臣が行政刷新会議のメンバー人選について「配慮が足りなかった」と謝罪したとありました。これはおかしいと思います。
これでは立法と行政が一緒になって、二権分立となり、その頂点に小沢幹事長がいる構図に見えます。そこが恐怖政治を敷いているように私には見えます。
民主党には小沢氏より優秀な人物が沢山いると思います。その人材を活かすことこそが政治だと思うのですが?