小学生の暴力急増
今日(21日)の新聞に文科省の調査で小中高生暴力5,300件とありました。特に小学生の暴力事件が急増し昨年度比37%増と記されていました。
これは大変な問題だと私は心配しています。幸い長浜市は今のところ落ち着いていると伺っています。
生まれたばかりの人から人間として成長する期間は生後36ヶ月間だと言われています。その間に人間という種族の中で生きてゆく規範をほとんど学ぶのです。その間に身に付けたものがその人の人格の基本となるのだと言われています。
ところで、その期間しっかりと母親の体温と鼓動を感じ胸に抱かれて成長してゆく子どもがどれほどいるのでしょうか。現実の多くは保育園のベッドに寝かされ二時間おきに哺乳瓶からミルクをもらう子どもたち。父親は働き盛りでほとんど子どもの顔を見ることのない状況だと言います。
これを言うと批判を浴びると思うのですが、ずっと私は男女共同参画事業に疑問を持っています。施行されて8年ほどになるかと思うのですが、あれからなんだか家庭の中がおかしくなってきたように思うのは私だけでしょうか?
今一度人間つくりの基本である子育てについて再考しないと、日本の将来がとんでもないことになるように思うのですが?
私は、人はヒト科であって他の動物と同じく狂暴性を持ったものだと考えています。
人間は規範意識を身につけ善悪の判断ができる者だと考えています。
大阪の橋下知事が言う基礎学力を高めることには大賛成です。学力調査の公開についても賛成です。しかし忘れてはならないことがあります。それは学力の前に心を豊かに育てることです。大阪府下の小中高の道徳の実施状況を徹底的に調査すべきだと思います。
新たな大阪府の教育委員さんもこの点が抜けているように思います。今まで話題に出てきません。豊かな心の育たないところに学力(知識)を注入してもそれは砂上の楼閣と同じだと思うのです。
橋下さん頑張れ!