雪道での人の親切
ようやく大雪は峠を越しました。昼前から天候がよくなり、街中では除雪に励む人が多くみられました。雪に埋もれた車を出すのは大変ですね。車に傷をつけないように発掘調査をするような感じです。
今日の商店街は昨日に引き続き、お休みする店が多くみられました。当社ではいくつか学校へパンを販売に行っているのですが、朝の内に雪が降り、交通状況がはっきりしない中で学校に出向くのは難しいと判断してお休みをいただきました。確かに今日は配送に行ったものがいつもより長く時間がかかることがありました。
さて、本日も雪が多いので私も配達しました。昨日は5台の車がはまっていましたが、今日も多くの車が田んぼに放置されたままでした。
この2日間感じたのは、人々の温かさと、温かさは連鎖反応するということです。
昨日、女性が軽自動車を田んぼの溝にはめて困っていました。私は行こうかなと思いましたが、降りて様子を見に行きました。そしたらしばらくして通りがかった人も車を止めて、スコップを出してきました。しばらくして女性が呼び出した知り合いの男性(彼氏ではないそうです)が来て、そこに近所の人が出て来て、何人かの人が揃い、色々と試行錯誤して引き上げました。何かうれしくなりました。
そしたら本日、私もうっかり溝にはめてしまいました。納品先の神田パーキング売店へ上がるところでした。4WDでも上がらない落ち方をしてしまいました。そして、私の悪い癖でバックの時ドアを開けてみる癖があります。滑って金網に明けたドアがひかかりドアが少し(かなり)おかしくなりました。そして弱っていたところ、道路会社のおばさん2人が見に来て、パーキングエリアの売店の方を呼んで来てくれ、一緒に引き上げてもらいました。お礼を言うと皆さん嫌な顔をせず、にこにこ笑いながら「良かった。」と言ってくれます。
この2日間、知らない人でも困っている人を見ると、人間は力を貸したくなるもの、そして、その時の人々の顔と周りの空気はいいものだということです。
この雪で多くの人がけがをしたり、亡くなっている方もおられます。雪国というのは大変ですが、あたたかい絆でやっていきたいものです。