インフルエンザどうなるの?
当社は学校給食を担当させていただいている関係上、ここ2週間、学校から「学年閉鎖になったので数の変更をお願いします。」という連絡がよく入るようになりました。授業などを考えると学校の閉鎖はそう何度も使えるカードではありませんので、学級閉鎖ではなく一気に学年閉鎖にしてしまうところが多いようです。
学年閉鎖にすると大変です。中学は3分の1がなくなります。小学校は低学年、中学年、高学年と2学年ずつ3つに分かれていますので、そのグループの半分がなくなると言うことです。当社も早めにわかるといいのですが、「明日から閉鎖ですが何とかなりませんか?」とよく言われます。
まだ生地の段階で少量であれば、冷凍や冷蔵で保存し、後日の給食にねりこむという手がありますが、成型段階になり醗酵室に入ればもう、なんともしようがありません。練りこむのも学年分なら多すぎて、無理です。
今日の朝のニュースで予防接種が明日から始まるようです。医療従事者や感染しやすい人が優先されるようです。それはそうですね。
そのあとはお役人様。やはり、国を動かす人達は大切なんでしょうね。昨日ある席で、「食べ物は口に入るもの。その重大さを理解していただきたい。」とある偉いさんがおっしゃいました。当然私達はその心構えであります。
ここで私は身勝手な事に、ひょいと気がつきました。私達食品関係者はそんな大切な役を担っているのにワクチンは後回し、これは何で?
何かあればいつも厳しく「食の安全」の錦の御旗の元に厳しく言われる私達。それだけいうのなら、食品従事者が安全でいられるように少しは考えてほしいものです。立場的に弱い私たちを忘れないでほしいですね。