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チベット暴動に思う

テーマ:政治・経済
 去る14日、敬虔な仏教国チベットの独立を求める運動?が中国政府の武力行使によって多くの死者を出したようです。(1950年人民解放軍が侵攻し、1959年には3ヶ月間に9万人のチベット人が虐殺されたということです。このときダライ・ラマ14世はインドへ脱出しました)今回、中国政府側は13名の死者数といっていますが、新聞によると「死者数百人」(18日読売新聞)とも書かれていました。そこで、今から20年ほど(1989年)前の天安門事件を思い出しました。あの時も民主化を求める学生や市民数十万人の群集の中に人民解放軍の戦車や装甲車が突っ込み武力弾圧しました。あの時の報道も中国政府は死者315人と確か発表しました。しかし、実態は数千人とも数万人の死者だと言う報道もあったように思います。(今日中国では天安門事件を語ることはタブーです)要は、中国政府にとって都合の悪い事件は、鉄のカーテンを閉じて実態を決して明確にしないということです。今回も中国政府は天安門事件の時のように外国人記者の報道妨害をしているといいます。外国メディアに真実を見せられないのでしょう。国内においてはインタネットの統制をしているといいます。18日、温家宝首相は「暴動の責任はダライ・ラマ14世の扇動によるものだ」と全人代で他者を批判しています。今回も真相を闇に葬ろうとしているのでしょうか。
 先の殺虫剤入り餃子の問題にしても真相を明かさず責任転嫁をして逃げようとしています。東シナ海の石油開発問題についても様々な理由付けをするだけ。こうしたことを挙げれば枚挙にいとまがありません。中国という国はどうしてこうなのでしょうか。こうしたことは中国人の問題ではなく中国政府の問題であることはわかっています。しかし、私には理解が出来ません。中華思想とはこういうものなのでしょうか。本当にオリンピックを開催する資格のある国なのでしょうか。はたして日本政府はどのような対応をするのでしょうか。皆様はどのようにお考えですか。

中国餃子殺虫剤混入全面否定

テーマ:政治・経済
 中国冷凍餃子殺虫剤混入事件について、28日予想された報道が中国捜査当局から出ました。それは事実上の全面否定でした。北京五輪その後万国博覧会を控え、国際的不安をかき立てないために責任は認めたくないのでしょう。食品偽装や賞味期限問題、さらにアメリカ牛のBSE問題ではあれほど厳しく対応した日本政府や野党です。今回は、たちまち生命に関わる問題であるにもかかわらず、毅然とした態度をとらない政府と追求しない野党は如何なものかと思います。これはマスコミも同じです。
 平成16年夏の終わりに中国の西安から新疆ウイグル地区へシルクロードの跡を尋ねて1週間ほど旅をしました。夜行列車で敦煌に早朝着き、駅のすぐ近くの食堂で朝食をとるとき、仲間がトイレから帰ってきて言った言葉が今も頭から離れません。それは「厨房の横を通ってきたけどあれ見たらとても食事がのどを通らんわ」と言ったことです。私は見ていなかったし腹も空いていたので食べました。
 要は自己責任です。外の責任にするのでなく、自分がしっかりと判断して購入することだと思うのです。「食は薬なり」といいます。毒にもなれば薬にもなるのです。それと、以前にも書きましたが、政府は食料自給率を高める政策を一刻も早く打つことだと思います。特に主食である穀類です。そのためには無駄な支出を極力避けて、自立した農家育成のために大いに補助をするべきだと思うのです。ガソリン税の半分を農業政策にまわすくらいの政策が必要ではないのかと思っています。
 今日29日10:00から、平成20年度第1回本会議が開会しました。最初に市長の所信表明がありました。それを踏まえて我が「プロジェクト21」は代表質問をします。私も新しい自治体つくりに向けて
1.「琵琶湖の源流を守る」ビジョン設定について
2.平成20年度の教育委員会の取り組みについて、以上二つの質問をする予定をしています。
 興味のある方は、後日インターネットで「長浜市議会 議会中継」をクリックして見てください。

中国製冷凍餃子中毒事件から思うこと

テーマ:政治・経済

連日中国製冷凍餃子の中毒事件が各メディアをにぎわせています。私個人は冷凍食品を好みませんので家にはほとんど在りませんが、多くの家庭では不安を持っておられることと思います。
 この事件から思いますことは、日本の食糧自給率の問題です。ご承知のように食料自給率は年々減少をたどり、昭和36年の78%から今や40%を切る状態です。これは主要先進国の中では最下位です。すぐ上の国はスイスで49%です。一方、英国の食料自給率は昭和36年頃42%であったが平成15年には70%に伸びています。このような日本の食糧事情が今回の事件の背景にあるのではないかと私は思うのです。心配することは、この状態が続けばいよいよ外国に対して物が言えない国になるのではないかということです。その理由は、現状の日本は海外からの食料輸出を止められれば餓死を待つのみだということです。中国にしてもどの国においても、日本を攻略するには一切の武器の必要はないのです。兵糧(ひょうろう)攻めで総て解決するのです。はたしてこの状態で良いのでしょうか。
 政府は、食料・農業基本法に基づいて平成22年までに食糧自給率を45%とする目標を定めていますが、はたして本当に実現するのでしょうか。せめて主食である穀類(米・麦・豆等)は100%の自給を目指さないと、外交においても対等に物が言えないのではないかと常々案じています。しかし、日本の現状は穀類自給率28%です。これは175の国・地域中124番目、OECD加盟国30か国中25番目です。ちなみに、英国では穀類自給率ほぼ100%です。北朝鮮においても78%です。せめて穀類100%の自給率がないことには何時までも媚中外交・媚米外交に終始し、日本の国体がいよいよ崩れてゆくのではないかと案じています。私は何時も日本の生命線は外交と防衛だと考えています。特に戦後の外交わけても近年の外交の貧弱さは目を覆うものがあるように感じています。これは明治政府に大いに学ぶべきだと思います。
 もう一点付け加えるならば、私たちはできるだけ地産地消に心がけて地元の生産物を購入することが大切だと思います。地元農家はその土地に合った食材をその土地に合った栽培法で育てておられます。鮮度は輸入物とは比べ物になりません。私もよくびわ町や塩津の「道の駅」などへ買い物に行きます。このような形がしっかりと出来れば、生産者にとっても消費者にとっても利を得ることが出来ると思うのです。
 中国冷凍餃子事件を契機に、日本政府も私たちも今本腰を入れて食糧問題を考える時だと思うのですが・・・・。
※上記の各データーは農林水産省「食料需給表」によります
※写真は少し雪を頂いた今日の霊峰伊吹山です。このように殆んど雪のない状況が今年の現状ですが、淀川水系の最上流にある琵琶湖のためにも、また田畑のためにももう少し雪が欲しいと思うのですが。
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君が代

脇阪宏一
真宗大谷派
西蓮寺住職
38年の教職生活を基に、市議会議員2期務めさせていただきました。
現在住職の傍ら健全な青少年の育成を願って、"明るく・楽しく・元気よく"をモットーに、スポーツ少年団バレーボールチーム「長浜パンサーズ」の指導をスタッフと共にしています。
練習会場は長浜小学校体育館で週2回(土・日午前中)です。
現在長浜市内51名の男女児童が参加しています。
参加希望者は何時でも受け付けます。


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