原発問題

テーマ:政治・経済
23日の読売新聞1面「視点」に、前国際エネルギー機関事務局長田中伸男氏が「原発維持 世界見据えて」と題して次のように述べていました。抜粋して記します。


“民主党政権が9月にまとめた「革新的エネルギー・環境戦略」は、「2030年代に原発稼働ゼロを目指す」とした。国内ばかりに目が行き、世界的な視点が欠如している。


・・、原子力だけでなく様々な種類のエネルギーが、世界の市場でどのように動いているのかを把握したうえで戦略を作らないと、危機に対応できない。


ホルムズ海峡が長期間封鎖され、もし原油価格が2倍になると、日本の経済収支は原発が半分動いても年間6兆円の赤字、原発ゼロなら12兆円の赤字になる。エネルギー危機というより経済危機だ。


・・。中長期的には、エネルギーの種類と入手先を多様化し、どれかが途絶えても影響を最小限に抑える体制が必要だ。


・・。衆院選に向けて、多くの政党が「原発ゼロ」を掲げているが、たとえ批判を浴びても、実情を国民にきちんと説明することだ。”


家庭は計画停電の辛抱ができても国内企業はそうはゆきません。そうなれば国内企業は今以上に海外に出てゆくことでしょう。そんなことでいいのでしょうか?

コメント

  1. 2012/11/25 23:35
     原発ゼロは所詮出来ない相談なんです。
    最初から経済的に破綻したシナリオなのに、政治屋が世論のウケ狙いで通したんじゃないの?と勘繰ってます。
    はっきり言って、格納容器に入れて稼働させるのが現在一番安全な方法です。
    その上で南海トラフ等確率が高くて設備的に押えられない所は速やかに核燃料を抜いて、比較的安全な原発に移すべきなんだけど、そのアクションも取られていないのが、如何に有名無実であるかの証左です。
    心配しなくても、遅くとも今世紀中に原発はその役目を終える予定ですので、出来もしない30年後の原発ゼロで右往左往して国力を磨り減らす意味は無いと思っています。
    こちらの資料はちょいと眉唾もの(まだMHD発電の目途が立っていない)ですが、できるだけ技術開発に力を注いで、2070年くらいに原発ゼロを目指すべきだと思ってます。

    http://f-net.nifs.ac.jp/100601.pdf

     勿論技術開発はなんでもありですので、新エネルギー(つまり再生可能エネルギーのこと)の開発も並行して進める前提ですけどね。
  2. 2012/11/26 06:40
    政治的なことはよくわかりませんが、原発が近くにあるところに住んでいると、気になることだらけです(;一_一)

    近隣の病院もいつ起こるともしれない事故に備えて、職員対象のセミナーが開かれるそうです。
  3. りぼん
    2012/11/26 12:08
    CLAYさんの意見に賛成です。
    ほんとに汚沢筆頭に政治屋が多すぎ、ポピュリズムに走ってます。
    きちんと代替エネルギーが用意できて脱なら分かりますが。
    滋賀の知事がうごきましたね、旧社会党みたいなにおいが。

    ヤフーに

    滋賀知事が新党検討=脱原発掲げ「日本未来の党」【12衆院選】
    のコメに

    その前に県庁所在地の治安と、低級な教育の現状をどうにかしろよ。

    とありますが、治安悪いんですかね?
  4. 2012/11/26 16:24
    CLAYさん、有り難うございます。
    原発ゼロと発言する人は国民にその工程を示すべきです。
    日本近海は世界有数のメタンハイドレード埋蔵を持つとされています。佐渡と能登半島の間には中近東の中規模の油田があるといわれています。これらを開発し実用の見通しが立ってから原発ゼロに向かうべきです。
    さらに、世界に向かっても原発ゼロを発言しないと日本は取り残され別の様々な問題が生じます。
    原発ゼロを目指すべきですが、国民受けする都合のいいことを言わないでもらいたい思いです。
  5. 2012/11/26 16:51
    旬さん、有り難うございます。
    原発が無いに越したことはありませんが、その恩恵に浴してきたことも事実です。
    代替えエネルギーが確立するまでは再調査の結果安全な原発の稼働は必要ではないかと思います。
    なお、原発ゼロは近隣国はもとよ世界に向けても発信するべきです。
  6. 2012/11/26 17:03
    りぼんさん、有り難うございます。
    そうですか、知事が…?
    ありそうなことですねエ!目立ちたい人ですから。
    落ちこぼれてはぐれた政党が一つになる話もあります。そこの代表にでも声が懸かったのではないでしょうか?
    何度も述べていますが、脱原発を語るのであればそれに代わるエネルギーの確保を国民に示すべきです。

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脇阪宏一
真宗大谷派
西蓮寺住職
38年の教職生活を基に、市議会議員2期務めさせていただきました。
現在住職の傍ら健全な青少年の育成を願って、"明るく・楽しく・元気よく"をモットーに、スポーツ少年団バレーボールチーム「長浜パンサーズ」の指導をスタッフと共にしています。
練習会場は長浜小学校体育館で週2回(土・日午前中)です。
現在長浜市内51名の男女児童が参加しています。
参加希望者は何時でも受け付けます。


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