公表
今朝(24日)の新聞報道で、大阪府泉佐野市の市長は6月に実施した大阪府の学力テストの学校別成績を開示したのに続いて、文科省が来年4月に実施する全国学力調査結果も市内小中学校の学校別平均正答率を公表する意向を示したとありました。私は大賛成です。
文科省は序列化の懸念から学校別成績の公表を控えるよう求めているようですが、それはまったくナンセンスだと思います。
なぜなら、各校とも調査結果を基に分析しその後の学習指導に生かしているわけです。それを受けて学校では授業内容や指導法の改善に努めているのです。先生方が子どもたちと共育(ともそだち)ちをした結果を公表することや序列化が悪いことなのでしょうか?大いに励みになると思うのですが?
教師の力量とよく言われますがそれは一体何でしょう?私は学級指導、生徒指導、そして学習指導力の三つだと考えています。教師に先のどの一つが欠けても児童生徒の成長の妨げとなり様々な問題が生じます。
今日の学級崩壊やいじめ問題の原因の多くはこのいずれかの欠落にあるのです。教師がいずれの領域においても力量を付けるには児童生徒との共育が大切です。その苦悶の中から本当の力量が付き子どもは育つのです。
特に、預かった児童生徒全てに個々の力に応じた確かな学力を付けることはプロの教師としての責任です。
こうしたことを踏まえて、調査結果の公表は必要なことだと考えます。鳥取県も開示に取り組んでいるようですが、長浜市はもとより全国各地で開示に取り組んでいいのではないでしょうか。