隠蔽工作
今日(26日)の新聞等の報道ではやはり中国高速鉄道事故の記事が紙面の多くを占めていました。
内容は、事故から1日半で列車の運行が再開されたこと。運転士が緊急ブレーキをかけた状態で死亡していたことから、追突を回避する自動制御装置が作動しなかったこと。事故現場の立ち入り禁止区域が拡大され厳戒態勢が強まっていること等が記されていました。
中国共産党中央宣伝部は、国内のメディアに「プラス面のニュースを中心に報道するように」という趣旨の通達を出したともありました。ネット上の政府批判は全て削除されているようです。
こうしたことは、中国政府が早期の幕引きを諮り党指導部への責任回避をすると共に政権内への影響を恐れてのものだと思われます。
24日夕刻、追突されて高架橋にとどまっていた列車の最後尾車両で救助隊が列車を解体しながら遺体を収容した際、わずかに動く女児の手を見つけ、事故発生から20時間ぶりに救出したと云います。
25日午前には再開後の列車が通過したというのに、一方では行方不明となった家族や知人を捜す人の姿が見られるとのことです。
先の事故で報道された死者や負傷者数はとうてい信じられません。昨日も触れたましたが中国共産党政府お得意の保身のための隠蔽工作が透けて見えてきます。
国民の命は粗末にされ、真実を語ることも知らされることもない中国国民は実に哀れです。しかし日本国も現状が続けば・・・・・・・・。