立花隆氏その2
昨日(28日)は居間の大掃除をしましたが、物が沢山置いてあるから大変でした。今日は玄関の内と外です。
さて今日はマスコミと小沢氏についてです。
民主党政権が出来て以来、民主党シンパの立場からの報道をつづけメディアの大半が民主党の足を引っ張るようなことはつとめて報道しないようにしている。
朝日新聞出版が出している『Journalism』というジャーナリズム研究の専門誌11月号が「政権交代の政治報道」の中で、「性急に結論を求めるのではなく、ここは一つでも二つでも改革が進むように政権の背中を押すのがマスメディアの仕事ではないか」と述べている。
要するに鳩山政権は相当ひどい状態で、不安と懸念がいっぱいだが目をつぶって、後押しをするのがメディアの役割といっているのだ。それは別の表現で言えば、あの戦争の時代、「国家総動員」の時代、あるいは「大本営発表」の時代にメディアがやっていたようなことをまたやるべきだといっているのに等しい。
いまメディアに民主党にネガティブなニュース報道や政治的意見が内部から出ることは(野党的立場に徹することを宣言した産経新聞以外)ほとんどなくなっている。
さて、私には、いま日本という国のかたちが見えなくなっている。何が異様といって、12月10日の小沢訪中団ほど異様なものはなかった。
それが訪日を間近にひかえた習近平副主席を天皇に会わせるためとのバーター取引としておこなわれた(民主党側は否定)ということの経緯も異様だった。それ以上に私が異様に感じたのは、その後胡錦濤主席との会見に臨むときの小沢の満面の笑顔だった。
その二人を見ながら、日本にも党主席にして国家主席という超権力者が誕生したのだなと感じた。日本はついに小沢の出現によって、擬似共産国家のような異様な権力構造(党が政権のずっと上に立つ)の国家になってしまったのだ。
その後の記者会見での居丈高な態度を見て、
それは、天皇がオレのいう通りに行動するのは当然のことだといわんばかりの調子だった。この人にとって、天皇はずっと格下の存在でしかなくなってしまったのだと思った。
小沢の師であるかつての日本国の超権力者、田中角栄の権力など、この特別超権力者の権力に比べたら、かわいいものだといえるのではないかと思った。
以上ですが、本当に日本国は大丈夫なのでしょうか。私には、現状を見ていると日本国が社会主義国家に向かっているように思えてなりません。
新しい年に期待を持ちたいと思うのですが・・・・・・。