鳴り物なしの応援
春はセンバツから、選抜高校野球が終わりました。震災で遅れましたが12日よりプロ野球が開幕します。開幕までプロ野球はチャリティゲームなどをしていますね。
今年の例年と違う風景は震災被災者に配慮して鳴り物の応援を取りやめたことです。特に高校野球の応援と言えばブラスバンドの演奏が当たり前でしたが今年はありませんでした。そのためでもないでしょうが淡白な感じの試合が多かったようです。これは試合をスピードアップするためにせかした?ようなこともあったからのようです。
それにしても鳴り物がない野球と言うのは球音を楽しむことができてある意味いい気がします。プロ野球もいつから高校野球のようにコンバットマーチが入るようになったのでしょうか。私が高校のころ、広島カープの応援からのような気がします。実際甲子園球場の7回のジェット風船。あれも元祖は広島らしいですね。
私が若い頃、25年前にアメリカへ一人旅でメジャーの試合、ヤンキース対インディアンスの試合をヤンキースタジアムに見に行ったときでした。
メジャーの試合は鳴り物がありません。声援、手拍子、口笛などです。時々、球場からファンファーレがなり、観客みんなでそれに合わせて声援を送ります。投手と打者の対決の時は静かにします。阪神のようにツーストライクをとると「う~~、や~。」などという下品な(笑)応援はしません。実はそのとき、日本ではまだなじみがなかったウエーブを見て、球場一帯となって楽しい応援でした。
以前、長嶋監督が「球音を楽しむ日」を提案した事がありますが、鳴り物ではなく、選手の勝負を固唾を呑んで見るという楽しみがいいのではないか。と思います。
今年は球音を楽しむ野球の年にしたいものですね。