普段したことない事をするから…
昨日は私の何回目かの誕生日でした。
毎年は、誰にも気づいてもらえず何事もなく過ぎ去っていくのですが、今年は何を思ったか主人が食事に行こうといいます。ブログネタ作りに協力していてくれるのか。
しかも昼食だけ営業のレストラン。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、伊吹山山中のフレンチレストラン、『ル・ヴェール・フレ』
考えてみれば、お見合いをした時に食べて以来始めて夫婦で行ったフランス料理。
今日の天気予報では曇りのはずが昼前からポツポツ雨模様。
レストランまでの道のりが、こりゃまたすごい。
雨はどんどんひどくなり風も出てきました。
伊吹山のリフト乗り場から山道を登っていきます。
げっ!熊出没。木之本とよく似てる…
リフト。
今にも熊が出そうな林道をくねくねくねくね曲がりながら、登っていきますと、やっと看板らしきものが。
この道であっているのね、たぶん。
松尾寺を通過してもう少し登ります。
視界が広がりました。ロッジ発見。晴れてたらいい景色でしょうね。日頃の行いが…
外はすごい風と雨。
傘の骨が折れました。
どうやらこの建物のようです。
主人はさっさと中へ
可愛いお店の看板。
外は嵐。中に入ると異空間。
貸しきり状態。
ちょっとしたディスプレーが素敵な空間を演出してしいます。
テーブルに置かれた可愛いお花。伊吹山のお花。
こちらも素敵!
蝋燭の明かりがかわいい。
おっ!四葉のクローバー!
さりげないテーブルの小物がお料理を待っている時間を楽しませてくれます。
素敵なワイングラス。お昼だからワインは我慢しました。
前菜の前のプレート(前々菜)子鮎のチーズ風味の天ぷら。絶品!
新玉ねぎのポタージュの美味しいこと。
前菜は、北海道ホワイトアスパラとホタルイカのサラダ。
朝取り牛乳を練りこんだパン。
じゃがいものパン。香ばしくてとても美味しかったです。
そらまめとあさりのリゾット。さすがプロの味。
こんな味は家では出せませんね~。
メイン料理。
私は鴨のロースト。皮がパリッパリですごくおいしい。
主人はイベリコ豚のロースのソテー・新生姜ソース
外は暴風、ここは伊吹山の2合目だそうです。標高600mくらい。
食材を持って上がるのも大変だろうなぁと思います。
外は相変わらずの暴風。
「山の天気は変わりやすいですので」とオードリーヘップバーンを少しふっくらした感じのとても綺麗な愛らしい奥様とお話させていただきながらのお食事はまた格別でした。
奥様は高校生の頃ベルソーでバイトされ、その後しばらくお勤めされていたそうです。
「もしかしたら私が友達と食べに行った時にいらしたかもしれませんね。
実は今日、誕生日なんですが、普段しないことするから大雨ですわ。ハハハ」なんてことを話しながらお食事をしておりました。
さて残るはデザート。
いちごのパルフェ(主人選ぶ)
私はドライフルーツたっぷりのショコラアイスクリーム添えをたのみました。
ジャーン!!サプライズです。
奥様が、私が誕生日だと言ったのでこんな演出を。感激!!嬉
「イタリア語?フランス語?なんて書いてあるん?」
「多分お誕生日おめでとうやろなぁ」
などと話しながら奥様とシェフの旦那様の粋な計らいに大満足の私でした。
サービスカット!旦那のシルエット(少々メタボ気味?)
この道のりを乗り換えてきた人だけに与えられる至福のお料理と時間。
奥様のお父様は木之本の方だとか、不思議なご縁です。
急に言ったにもかかわらず素敵なサプライズを演出していただいた『ル・ヴェール・フレ』のご夫婦の温かみを感じた心に残るお誕生日になりました。
帰りに主人いわく、「誕生日の人が日頃の感謝を込めてお勘定を払うっていうのも、なかなかええもんやなぁ。」
「おい、おい」
今日は美味しいお料理と素敵なご夫婦との出会いができた楽しい時間でした。
素敵なお料理と、とても美しい奥様と、イケメンのご主人に出会いたければ、是非あの山道を登って行ってみてはいかがでしょう。