ナイスアイデア
おじいちゃんが、私に
「お~い、もう300mlの徳利ないぞ~」
私はうちでの小槌か。(^_^;)
昨日は朝、天気予報で寒気がきているので昼頃 時雨れると言ってました。
朝の間に急いで運びました。
これは雨が降ってくると箱が濡れるので晴れている間に。
200mlの瓢箪を洗い。
もう寒いからビニール手袋履きまして
300mlの徳利を洗い
500mlの徳利を洗っている時にふと気づきました。
徳利は先に周りを綺麗に洗って、中に水を入れて下洗いをしてから
流水を入れて本洗いをします。
徳利の中の水を出すのにけっこう手間取るのです。
そこで
側にある、動いていない瓶洗い機に逆さにして下洗いの水を出してみました。
そこで空になった徳利を 順に本洗いすることに。
なんて早いんだ。
これ いけるやん。
なんで今までこのやり方に気が付かなかったんだろう。
そこんとを今まで気づかなかった方が不思議
いったい何年 徳利洗いをしてるんや~(笑)
11時半頃までは日差しもありました。
そして急に雨雲が出てきて小雨が降り出しました。
天気予報 あたるな~
今回は軒に干して
ナイスなアイデア?で効率よく徳利洗いができてご満悦な私でした。
天使の梯子
だんだんと寒気が日本列島にやってきているという天気予報を聞いて、昨日も朝からお天気が悪いのかなと思っていましたが、昼までは何とかいいお天気でした。
洗濯物も干せました。
午後からのお仕事をすませて、急に入った配達のため長浜までひとっ走り。
雨が心配なので洗濯物は取り込んで。
配達を終えて夕方湖岸道路を走りました。
雲の切れ間から
「あっ、天使の梯子」
水面には
たくさんの白鳥が泳いでました。
整列して。
ときには羽を大きく羽ばたかせて
求愛かしら。
お父さんとお母さん?
子どもたちかな?
最近、蔵にばかりこもっていたので 久しぶりの配達で素敵な景色に出会えました。
「天使の梯子」
とても素敵な表現。
語源はなんだろう。
帰って調べてみると
薄明光線ともいい、天使の梯子という名称は、旧約聖書創世記28章12節に由来する。この記述では、ヤコブが夢の中で、雲の切れ間から差す光のような梯子が天から地上に伸び、そこを天使が上り下りしている光景を見たとされる。このことからやがて自然現象もそのように呼ばれるようになった。 ーウィキペディアより
ふ~ん、そうなんだ。
天まで昇って行けそう。
天使だったらね。
ソウルの塊
私の可愛い妹のような『びわ湖の歌姫』さんからメールが来ました。
「杜氏さん来られたんですね。アツいっす。
酒造りに精を出す姿の写真を送ってもらえませんか~?
私にとって、酒造りはソウルの塊、民謡の塊です」と。
それで私は、「仕事してる姿を撮るのは私やから、私の写真は無理かな」と返しますと
「あ、すみません・・・欲しいのは能登杜氏さんの写真です」
あっ・・・そう(-_-;)
てなわけで、昨日は杜氏さんたちの仕事の様子を仕事の合間に写しました。
出麹をする杜氏さん
麹を運ぶ後ろ姿。
昨日は無農薬栽培米 山田錦の水麹の日。
酒母を作ります。
朝の間に、このタンクに水と麹と乳酸と酵母を入れてよくかき混ぜておきます。
こうして麹のエキスをたっぷりと出しておきます。
浸漬した 山田錦を甑(こしき)に入れます。
真っ白いお米。
その後、お米を蒸して蔵内に広げます。
蒸米を冷ましている杜氏さん。
予定の温度になるまで冷まします。
温度計を真剣に見る杜氏さん。
予定温度になった蒸米投入。
櫂入れ(かいいれ)する杜氏さん。
みんな無言です。
汲掛け(くみかけ)する杜氏さん。
この筒を入れて中から蒸米をすくって、中の酵母のたっぷり入った液を周りの米にかけていきます。
この作業を汲掛けと言います。
なんだか、私は写真ばっかり撮って仕事してないみたいに見えるな(笑)
さて、この中にびわ湖の歌姫さんの気に入った写真はあったでしょうか。
ソウルの塊の写真。
杜氏さんたちの話す能登弁。
私に話してくださる時は、なんとかわかります。
杜氏さん同士で話されている言葉は解読不可能です。
こっちのほうがもっとソウルかも(笑)
切返し
酒米に麹菌を振って、床もみを終え一晩経ち、朝の5時。
外は真っ暗。
いいお天気の日は空にオリオン座が輝いています。
一晩経つと こんな感じになっています。
お米は蒸米どうしがくっついて固まり、堆積した蒸米層の内部と表層部とでは温度や乾き具合が違ってきます。
そこで、蒸米の温度と水分とを均一にして、酸素を供給するためにこの固まった蒸米をくずして固まりをほぐしていきます。
これを切返しといいます。
この木の棒をブンジと呼んでいます。
これで切れ目を入れて
ザクザク 手でほぐしやすくなります。
この作業もだんだん酒米の量が増えてくるとけっこうな重労働。
汗が流れます。
きれいにほぐした蒸米を再び堆積します。
表面を綺麗にならして厚みを均一に。
その後、仲仕事、仕舞い仕事という手順で徐々に温度が上がったら広げて下げ、また上がったら下げるを繰り返していきます。
そしてもう一晩。
最高温度が42℃になったら麹の出来上がり。
次の日の朝5時に出麹。
3日目の朝に麹が出来上がります。
これを出麹といいます。
こうして広げて冷まします。
今年初めての麹の出来上がりです。
麹菌が入り込んで、色も白っぽい。
明らかに蒸米の頃とは違っています。
握るとふんわり。
離すとパラパラ。
口に含んで噛んでみるとほんのり甘い麹の出来上がりです。
「一麹、二酛、三造り」
麹の出来具合はお酒造りに大きな影響があって、お酒の品質の善し悪しも決めるのでとても大事な作業になります。
しばらくこの麹造りは続きます。
もちろん素肌に白衣でね。
注)腹巻はしていません。
これで甘酒作ったらおいしかろ~もん。
八草峠
昨日は久しぶりのいいお天気でしたね。
洗濯物もたくさん干せました。
朝のうちに麹室の仕事を終え、一汗かいてから長浜へ10日集金に。
午後に少し時間ができたので毎年のように行って来ました。
八草トンネル抜けて
トンネルを抜けるとそこは紅葉した山だった。
行ったのがもう夕方に近かったので、陰っているところも。
今年は去年より綺麗な気がします。
夏がすごく暑くて、急に寒くなったせいでしょうか。
もう少し赤色があるということないな~。
と、贅沢なことを。
紅葉の季節には一度は行ってみたくなります、八草峠。
さあ、日が暮れてきた夕飯の用意だ。