まかない
私が蔵仕事できるのも
お歳暮の荷造りできるのも
お酒の分析できるのも
瓶洗いできるのも
瓶詰めできるのも
み~んな 母のお陰です。
母が、杜氏さんの朝・昼・晩のご飯を全部作ってくれています。
今は蔵人は二人だけど昔はもっとたくさんの杜氏さんたちが来られていました。
その頃は、母と二人で作っていました。
こんなメニュー。
おいしそう~
最近はヨシケイで食材を買っています。
毎日毎日メニューを考えるのが大変なお仕事。
私が嫁に来る前は、「ままたき」というお食事係専門の方がおられたそうです。
私が木之本に来た頃には、5~6人の方がいらっしゃいました。
その頃は近くに毎日 敦賀まで仕入れに行かれるお魚屋さんがあったので、そこで新鮮なお魚を買っていました。
母は、父が5時から夕飯を食べるので、4時頃から夕飯の仕度にかかり、まず父に食事を出し それから杜氏さんの食事の準備をしています。
時間差夕飯です。
台所には火の気がなく、とっても寒い台所。
母は何も言わずに毎日作り続けてくれています。
まさに 縁の下の力持ち
母が出かけたりすることもたまにありますが、その時だけ私がピンチヒッター。
随分前になりますが、ちょうど蔵仕事がはじまる前に、父が蔵の2階から落ちて大怪我をしたことがありました。
その時は3ヶ月ほど入院したのですが、母は付き添いに病院に行っているので、瓶洗いを17時までして主人に変わってもらって それから蔵人の食事作りをしたこともありました。
あの頃は若いからできたな~と思います。
愚痴一つ言わない母はすごい人だと尊敬しています。
ありがとう、お母さん。