最後の肉団子
お久しぶりです。13日の金曜日以来でしょうか。
その間おかげさまで、曳山祭りの本日(ほんび)は「舟町組が出ると雨が降る。」という伝説をひっくり返し、好天に恵まれ、非常に大勢の人がお越しになりました。大成功に終えましたこと、改めて皆様に御礼申し上げます。
さて、祭りが終わった、17日(火)。昼飯でも食べようと、長浜小学校の近くにある一楽に行きました。そして、ランチメニューのかつ丼とラーメンのセットをお願いしました。
そしたら、一楽のおばさんが「今日で、最後なんや。よう来てくれたな。」と言います。ちょくちょく行っていたのですが、最近歳をとられたためか、かつ丼のソースが少し煮詰めすぎのような気がしていましたが、年齢的に限界を感じ、引退を決意されたようです。
一楽は先代が外国航路のコックをしていたそうで、船を降りたのち63年前に神戸から長浜に来て開業されました。先代は外国航路に乗っていたので英語は書けないし読めないのですが、ペラペラだったそうです。
先代が亡くなられたのちは息子の奥さん(先ほど述べたおばさん)が料理は継がれ、息子さん(もう85歳ですが)は店をしながら、写真家として頑張っておられました。(長浜の秋山正太郎・実際に秋山氏に師事しておられました)
かつ丼やラーメン、焼きそばは本当に飽きがこない味でした。私が、おいしいなと思っていたのは肉団子の甘酢掛け。確かにあれだけ美味しく且つ飽きが来ないのは、ないですね。
さすがに全部持ち帰りを頼むわけにいきませんので、大好きだった肉団子の持ち帰りを頼みました。
またひとつ、隠れた名店が消えたのは残念です。それでも83歳までやられたのですから、長い間、ご苦労様でした。