世界柔道・明日、田中選手出場
世界柔道東京大会が始まりました。北京オリンピックの時、柔道があまりにも本来の姿を無くしてしまい、油甚さんが「JUDOではなくJADOと名を改めるべきだ。」と本当に上手に表現されていました。
その後IJF(国際柔道連盟)の会長が変わり、理事選挙でなんと、日本柔道が世界に誇る山下泰裕さんが落選するということがありました。
山下さんが落選するということはFIFA(国際サッカー連盟)の主要役員選挙で王様ペレや神様ジーコ、皇帝ベッケンバウアーが落ちるようなものです。考えられませんね。
そういうことで柔道が邪道に本当になってしまうのではと懸念しておりましたら、今度の会長は柔道をもっと他のスポーツのようにプロフェッショナルにしたいのか国際グランプリシリーズで各地で大会を行なうようにしています。また世界選手権を毎年開催に変更しました。
それと共に、本来の姿に戻すために国際審判規定(国際ルール)で効果などの細かいポイントを無くし、最初からのタックルを禁止するなどよい方向にルールを変えています。昨日の試合を見ていると、北京オリンピックのつまらない邪道は今大会では柔道になりつつあるように感じます。
さて、明日はいよいよ、長浜西中学出身の田中美衣(みき)選手の登場です。田中選手の階級(60キロ以下級)はオリンピック2連覇を達成した谷本の階級です。谷本は今大会は出ませんでして上野姉妹の順江(よしえ)選手がダークホース的存在です。
今大会から1カ国2人まで出られるので田中選手も代表に選出されました。ハンガリー国際などで優勝経験がありますが、今大会の優勝は少し難しいかな?
西中の前に行くと田中選手への応援横断幕がはっています。田中選手は西中を出て成安女子高(現・京都産業大学附属高校)へいき、仙台大学時代に全日本学生で優勝して頭角を表してきました。
この階級の日本選手は谷本にしても本当に素晴らしい柔道をするので期待したいですね。がんばれ、田中選手。