山茶花
店の横の赤いポストの所に咲く椿は、いつも4月か5月に咲きます。
葉っぱはよくにているけど今咲くのは山茶花
庭の片隅に咲いていました。
11月の紅葉の頃に咲いてます。
まだ蕾も。
葉っぱはよく似ているけれど、花の落ち方が違うのね。
こちらはパラパラと一枚ずつ。
まだこれは固い蕾。
蕾みてると椿と見間違いそう。
昨日は一日雨が降っていましたが、気温が高い一日でした。
お酒造りには困ったものです。
冷水機回しっぱなし。
誤魔化す
先日このような美味しいものを送ってくださった方がありました。
濃厚なベルキーチョコのケーキ。
とろけるようなチョコの口どけが今も口の中に広がります。
コーヒーを入れてとっても美味しくいただきました。
「忙しくなるけど頑張ってね」って。
ありがとうございました。
うちの長男が超~チョコ好き。
チョコケーキあるよといったら自分の分はしっかり食べて「もっとないの?」と。
まあ、こんなに好きなんだからと残りの分も長男が喜んでいただきました。
実はこの長男、この11月が誕生日。
ちゃんとカレンダーにも○○誕生日って書いておきました。
もうすぐやな~、誕生日と思っていました。
で、先日「昨日僕の誕生日やったんやけどみんな忘れてる?」
ひゃ~~!ほんまや、すっかり忘れてる。
下宿してて離れている時は、必ずおめでとうメールしてたのに。。。
そこで「忘れててごめん」
というのが普通の母親なんでしょうね。
なのに私ったら
「忘れてへんで、見てみ、カレンダーにちゃんと書いたるやろ。
それに昨日はヒレカツしたやん。
それにチョコレートケーキあげたやん、誕生日やし…」と とってつけたような誤魔化し方をして
(よかった、昨日ヒレカツにして。カレンダーに印してあって よかった、昨日チョコレートケーキがあって)
単純な長男は「そうやったんや、ありがとう」
素直すぎる長男に罪悪感が・・・
ごめんね、忘れてて。
来年は携帯に誕生日入れとくわ。(そういう問題か)
お歳暮の時期がやってきました
お酒造りと平行して、この時期お歳暮の時期がやってきました。
お中元もお歳暮ももうされない若い方も多くなってきたのかもしれません。
でもお中元はしないけど、お歳暮だけとか、昔に比べると値段を少し控えてというお客様も増えております。
実際に我が家でもお中元やお歳暮には毎年何にしようか頭を悩ませています。
百貨店ではお中元お歳暮も段々時期が早まり、お歳暮などは10月中にお申し込みの方は5%~10%引きなどという特典もあるようです。
うちのお歳暮はやはり新酒ができてから「しぼりたての生酒」や「にごり酒」を使っていただく方が多いのですが、阪急阪神百貨店のカタログに「無農薬栽培米で仕込んだ純米酒」と「無農薬栽培米山田錦出仕込んだ純米吟醸酒」のセットを載せていただいていますので、この注文もぼちぼちいただいています。
下の箱を組んで
上の箱も組んで
シールを貼って
お酒にレッテルを貼って、カッパを撒いて
お酒をセットして綺麗に瓶を拭いて
パンフレットを入れて
ダンボールに入れて
梱包終了。
一日24時間では足らないよ~。
しかっり寝てるからね。(笑)
出麹
麹室に蒸し米を入れてから三日目。
朝5時。
やっと麹が出来上がりました。
手でよくほぐして固まりのないように混ぜます。
この時、麹のいい香り。
蒸した栗の実の香りがします。
『栗香』と呼んでいます。
この時の麹の品温は40度~42度。
手を入れると熱く感じます。
酒母に使う麹と掛麹ではこの麹を出す時間も変わってきますが、この仕事を読んで字のごとく『出麹』といいます。
手触りは、サラサラしていて手で握るとふんわりと弾力が感じられ、離すとばらばらになって固まらないものが良い麹とされています。
麹室の外に出して冷まします。
少し口に入れて噛んでみるとうま味とほんのり甘みを感じます。
お酒造りでは「一麹、二もと(酒母)、三造り」といって、麹は最も重要しされていて麹の出来具合は酒母や醪(もろみ)に大きく影響します。
これで甘酒作ったらおいしいやろな~。
私って不謹慎?
出麹が終わると前日に堆積した麹の切り返しです。
このように、これから毎日次々と酒造計画表に基づいて、麹づくりをしていきます。
明日が一番大きい麹。
100Kgの麹造りです。
汗かくぞ~!
エイエイオー!
朝5時
朝5時は空にお月様が出てて、オリオン座も輝いてて、北斗七星も見えました。
素肌に白衣一枚で麹室に向かいます。
まだその上に上着を着なくても耐えられる寒さ。
すぐ暖かい所へ行けますからね。
でも一旦外を通っていかなければなりません。
ゆうべ暖かい布をかけておいた蒸米に麹菌が入り込んで少しくっついて固まっています。
堆積した蒸米層の内部と表層部とで温度や乾き具合が違ってくるので、蒸米の温度と水分を均一にするため、また酸素を供給するために、この固まりをくずして、ほぐしてます。
これを切り返しといいます。
これけっこうな力仕事。
まだ蒸米が少ないので汗がにじむ程度ですが多くなるとタオルが離せません。
ひと粒ひと粒バラバラにくずした蒸米をもう一度堆積して布を掛けます。
このあと7~9時間ほど経って品温を計りながら36度くらいになっていたら一度手でよく混ぜ合わせて温度を1度~1.5度ほど下げます。
これを手入れといいます。
そしてもう少し蒸米を広げて6~7cmの厚さにします。
これを仲仕事といいます。
仲仕事6~7時間経つと品温が38度~39度まで上がります。
そこで、再び手入れをして温度を1~2度下げます。
手入れ後は蒸米をさらにうすくひろげ、3本程度の溝を縦につくって全体の表面積を大きくして、水分の蒸発を促進して品温が上がりすぎないようにします。
これを仕舞い仕事といいます。
このへんになると蒸し米に麹菌が入り込んで白っぽい色になってきます。
こうしてもう一晩この室で過ごして次の朝5時に晴れて麹の完成です。
このように蒸した米が麹菌によって麹になっていく様子を見ていると麹も生き物なんだな~と感じます。
神秘的なり、麹づくり。