出麹
テーマ:ブログ
2011/11/17 09:30
麹室に蒸し米を入れてから三日目。
朝5時。
やっと麹が出来上がりました。
手でよくほぐして固まりのないように混ぜます。
この時、麹のいい香り。
蒸した栗の実の香りがします。
『栗香』と呼んでいます。
この時の麹の品温は40度~42度。
手を入れると熱く感じます。
酒母に使う麹と掛麹ではこの麹を出す時間も変わってきますが、この仕事を読んで字のごとく『出麹』といいます。
手触りは、サラサラしていて手で握るとふんわりと弾力が感じられ、離すとばらばらになって固まらないものが良い麹とされています。
麹室の外に出して冷まします。
少し口に入れて噛んでみるとうま味とほんのり甘みを感じます。
お酒造りでは「一麹、二もと(酒母)、三造り」といって、麹は最も重要しされていて麹の出来具合は酒母や醪(もろみ)に大きく影響します。
これで甘酒作ったらおいしいやろな~。
私って不謹慎?
出麹が終わると前日に堆積した麹の切り返しです。
このように、これから毎日次々と酒造計画表に基づいて、麹づくりをしていきます。
明日が一番大きい麹。
100Kgの麹造りです。
汗かくぞ~!
エイエイオー!