分析

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ここのところに私の日課は毎日お酒の分析をすること。

 

 

杜氏さんはこの分析結果を見ながら醪の品温管理をされています。

 

 

そもそも何故に私が分析係になったかといいますと、単に一番目がいいから。

 

 

そんなことは10年以上前の話。

 

今では細かいメモリが見えない。

 

虫眼鏡で見ております。

 

 

 

 

 

 

 

醪をろ紙でこしてろ液をとります。

 

 

 

 

 

これをお湯で15度に温めてから比重を計ります。

比重はボーメ度浮ひょうで量ります。

 

 

 

 

 

 

この目盛りがまた見にくい。

 

 

酒母や醪中のエキス分(糖分)が多くなるとボーメの値は大きくなります。

ですから最初は甘く、その後糖分がアルコールに変わっていくにしたがってボーメは減少していきます。

 

 

 

これが終わると酸度をはかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

これをホールピペットで10ml測ってビーカーにいれます。

このホールピペットって口で吸うんです。

吸い過ぎると口の中にろ液が入ってきますので、そのへんは慎重に。

 普通は吸わんな、そんないっぱい。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

ここに混合指示薬という真っ赤な液体をスポイトで数滴。

 

 

 

 

 

 

 

淡いピンク色になります。

アルカリ液(水酸化ナトリウム溶液)を少しずつ入れて中和させて中和までに加えたアルカリ液の量を計ります。

 

 

 

 

 

 

左側のように淡緑色に変わった時点で目盛りを読みます。

またこの目盛りも見にくい。

 

 

試料中に含まれる酸の量が多いと 中和に要するアルカリの量も多くなり 酸が多いということになります。

 

 

このような分析法を中和滴定法といいます。

 

 

文章にするとなんかものすごく難しいことをしているように見えますが、だれにでも簡単にできます。

 

 

近い所がよく見えた頃はよかったな~。

 

 

若づくりしていても

 

 

こんな時歳を感じます。。。(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ゆうこりん

滋賀県の木之本で酒造業をいとなんでおります山路酒造の女将です。
私も、杜氏と一緒に酒造りに励んでおります。

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