酒母
テーマ:ブログ
2014/11/18 08:00
お酒造りでは、麹の糖化酵素によって、蒸米の澱粉が糖化してできたブドウ糖を酵母にアルコール発酵させてアルコールをつくりますが、この酵母を醪(もろみ)に供給するのが酒母です。
読んで字のごとく『お酒の母』
酒母はお酒を造る元となることから酛(もと)と呼ばれています
仕込み水と麹と酵母と乳酸入れて水麹をつくります。
そこに蒸米を加えて、よく混ぜ合わせて仕込みます。
これは金属製の暖気(だき)といって中に湯を入れます。
このような加温操作によって、徐々に品温を上げていくと、麹の糖化酵素が働いて糖化が進むとともに、酵母の増殖が盛んになって、泡が全面に広がります。
この酒母を12日から14日くらいかけて酒母を仕上げます。
酒母ができてからお酒の本仕込みがはじまります。
強い母をつくらねば。
外は雪おこしの雷が鳴っています。
また寒くなりそう。
お酒造りにはいいのだけれどね。