八草峠
またまた行ってきました。
仕事と仕事の合間を縫って
忙しいんだけど今頃八草峠はどんな感じだろう~と気になってしょうがない。
これもお天気次第なんですけれど綺麗に色づいていました。
目で見たほうが綺麗です。
写真では写しきれない紅葉。
発送あるのに行ってしまった八草。。。
呼び水
昨日はFLペーチャさんのご紹介で愛知県から22名の団体さんが、いらしていただくことになっていました。
うちの店は間口が狭いので、一度に10名以上の方にご試飲をしていただこうと思うと、ちょっと狭い。
そこで、10名ずつくらいで時間差できていただくようにお願いいたしました。
午前中にお酒の分析をすませて、予定の時間14時半にお待ちしておりました。
でも時間になってもなかなかお見えにならない。
もしかしたら、時間が無くなって鶏足寺へ行かれたのかな~と思っておりました。
日程は岡崎から長浜。
長浜で探索
その後尾上の水鳥公園野鳥センター
そして木之本探索(山路酒造で試飲)
そのご鶏足寺で紅葉狩り
マキノ 湖里庵にて鮒寿司懐石
この日は今津でご宿泊の予定となっておりました。
盛りだくさんですね~
そうして、私は店で待機をしておりますと、なんとロマンさんが来てくださいました。
そうしてしばらくお話していると次から次へとお客様。
そうこうしていると団体のご一行様もご到着になりました。
黒壁近辺でで思った以上に時間がかかってしまったとおっしゃっていました。
そこへ他のお客様も入れかわり立ち代わり 。
ロマンさんほったらかし(^_^;)
ごめんなさいm(_ _;)m。
最後にロマンさんとゆっくりお話することができました。
ロマンさんがポツリ・・・
「俺って呼び水なんよな~、こういうことよくあるんやわぁ」と。
午前中、超暇だったんですけど~(^_^;)
こうしたもので、誰かが入っているお店には自然とお客様が集まるのでしょうか。
ロマンさん、毎日来てください(笑)
旅行に来てくださったお客様にも
いいお天気でほんとうによかったです。
段取り
もうそろそろ、新酒やにごり酒を詰める段取りをしておかなければならない時期にきています。
もっと大きな倉庫があって、たくさんの瓶の在庫を置いておければいいのですが、場所がありそうでないのが現実。
もう一つは、一度の空瓶を頼んだ時の資金繰り。
諸々の諸事情によって、使う分だけをなるべく寸前に発注しているのが、現実です。
その発注役が私。
今度は何をどれくらいの本数で 詰めるかを段取りして瓶屋さんに注文しました。
今度は720ml瓶。
これは全部新瓶です。
色の多様化と瓶の形が様々なために、なかなかリターナルというわけにはいきません。
これもダンボールの箱に入ってくるため、天気予報と相談しながら発注します。
しかし、この年末 どこも発注が重なりいつものように注文したあくる日に瓶が届くという訳にはまいりません。
今回も、月曜日に発注したのですが、瓶屋さんの倉庫の在庫切れということで 何日に入るかまだ未定ということでした。
昨日の昼ごろ電話がかかってきて、今から行きますと。
雨が降ってない。
あ~よかった。
運転手のお兄さんにカメラを向けたら恥ずかしそうに笑っておられました。
運転手さんと主人と私で軽トラに積んだのですが、瓶の種類が3種類。
先に詰めるものと後に詰めるものを整理して積まなければなりません。
私は軽トラに乗り込んで、積みわけたのですが またその段取りが悪く私は軽トラの中で瓶の箱に埋もれてしまい身動きが取れない状態に(^_^;)
いつもより本数が多かったのでおおわらわ。
詰めるだけの瓶を積み込んで終わった頃に、小粒の雨が降ってきました。
なんとかダンボールが濡れずにすみました。
ありがとう!お兄さん。
このお兄さん、次は大幸醤油やさんへ向かわれました。
みんな、どこもかきいれどきなのね~
段取り・・・難しい
腹の段取りも難しい。。。
三種の神器
お酒造りは、杜氏さんの勘でと思ってらっしゃる方もいらっしゃると思いますが、おっとどっこい昔から 分析をして思った通りの進み具合になっているかを調べながら進めていくのです。
そこで分析時に 今の私に必要なものがこれ
三種の神器
シニアグラス(100均の)
シニアグラスぐらいでは見えない細かい目盛りをみるための拡大鏡
そして、まだこれはいらないのですが、アルコール分析がはじまるといるのがストップウォッチ。
まずはお湯を汲んで、ろ紙で濾したろ液を15度に温めてから浮標を浮かべて比重を量ります。
この目盛り、昔あんなにはっきり見えたのに・・・
シニアグラスだけではもう見えない。
あ~・・・時の流れを感じるこのひととき。
これは酸度を測っています。
酸度とは 資料0ml中の酸を、アルカリ液(1/10規定水酸化ナトリウム溶液)で中和し、中和するまで加えたアルカリ液の量を酸度といいます。
中和点をみるために混合指示薬を使用します。
混合指示薬の色が赤から緑色に変わった時の目盛りを読み、加えられた水酸化ナトリウム溶液の目盛りを読んで酸度をはかります。
色が変わる瞬間はわかるのですが、またこの目盛りが見えにくい。
気持ちはいつまでも若いつもりでも、こういった時に時の経過を感じます。
私の視力よ!Comeback~~!(*_*)
お酒の母
日本酒を仕込む時、まずはじめに麹を作ります。
麹ができあがると酒母というものを作ります。
文字通り お酒の母
清酒造りでは、麹の糖化酵素によって蒸米の澱粉が糖化してできたブドウ糖を、酵母にアルコール発酵させて主要成分のアルコールを造りますが、この主役となる酵母を醪に供給するのが酒母です。
お酒を作る元になることから酛(モト)とも言います。
酒母にはまず純粋な優良酵母が多量に含まれていることが必要です。
それと欠かせないのが乳酸。
清酒造りでは酒母と醪も開放タンクで仕込むために細菌の入り込む危険性があります。
このとき細菌の増殖を防止する働きをしてくれるものが乳酸です。
まずは水と麹と酵母と乳酸を入れて水麹をつくります。
そこに蒸し米を入れて、櫂入れをします。(櫂棒を使ってかきまぜること)
この時の温度を仕込み温度と言って、20度くらいにします。
この温度にするために、外気温や、蒸米の温度で調節をします。
仕込み後2~3日で品温が8度くらいになるようにして、湯を入れた暖気(ダキ)を酒母の物料の中に入れて加温操作をします。
加温操作によって徐々に品温を上げていくと、麹の糖化酵素が働いて糖化が進むとともに、酵母の増殖が盛んになり、発生する炭酸ガスによって表面が膨れてきます。
モコモコしてます。
このあたりからいい香りが漂ってきます。
日に日に醪の状態がかわってきます。
この時毎日分析をして、どれくらいの比重が出ているかをはかります。
その分析のお仕事が、その昔 家で一番目の良かった私の仕事となったのですが。。。
今じゃ、もう 見えねー!(ー_ー;)
つづく。。。