いじめや差別のない温かい社会を(元・いじめられっこより)

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 今日は暑かったですね。暑くて不快指数が高まる中で大津の事件はマスコミの報道の仕方もあるのでしょうけれどいい加減にして欲しくますます不快指数が高まります。

 

 「いじめととらなかったけんかやふざけと思っていた。」お金を恐喝したり、犯罪的要素がたくさんあるのに、そんな馬鹿な言い訳が通用するか、と言いたいですね。いじめっ子の親でもあるモンスターペアレントが怖かったのですかね。

 

 

 元いじめられっこの私が申すのもなんですが、先生方は最後の砦なんです、頼るとこなんです。それをわかって欲しい。私は昔からいじられキャラですから、いじめられっことして悔しい思いをしました。

 

 柔道の創設者の嘉納治五郎は学問は優れていても身体が弱く、ある日、今でいうやんちゃ坊主に暴力を振るわれ、コテンパンにやられたようです。そのとき「いくら学問などで上回ってもこの惨めさはなんともならない。強くなりたいせめて自分の身ぐらいは守れるために。」ということで柔術を学ばれたらしいです。

 そうして強くなっていくに従い、剛力が幅を利かせていた柔術の世界に疑問を感じ、「柔よく剛を制す」の柔道を考案されました。術から道へと変えられたのは「単なる格闘術にとどまらず、人間として正しい道を学ぶ。」ことを前提の目標として上げられたからです。

 

 私も柔道をしたおかげで、ある程度、身体は丈夫になり、自信も付けましたが人間としては本当に進歩がありません。

 

 さて、今回の加害少年たちの供述は元いじめられっことして聞くと憤りを感ぜずにはいられません。自殺した少年はどれだけつらかっただろうか。「お前らに同じ目に合わしたろか。そうでもせんとわからんやろ。」と言いたくなります。

 

 油甚さんが教育委員として素晴らしいことを書かれていました。私の時代より、はるかに陰湿で恐ろしくなっているいじめの問題。学校だけでなくPTAや地域社会が一丸となってこの問題を解決していこうではありませんか。ここまで問題にならないと動かないのでは残念ですが、徹底的にいじめがなくなる教育をしていただきたいものです。

 人が信頼しあうことの大切さを教える方がはるかに大事。いじめや差別はいやらしいもの、人に思いやりを持つことが素晴らしく大切なことという教育を学校、PTA、地域が一体となってやっていきたいものです。

 

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