お誕生会
子供たちができてからは子供たちのお誕生会はしていましたが、この歳になるまでお誕生会などというものを開いていただいた記憶がございませんでした。
この歳になりましてお誕生会をしてあげようという奇特なお友達ができました。
あ~、生きててよかった。
なんとも素敵な異空間。
居心地の良いテーブルコーディネート
さりげなくお皿の上に置かれたプレゼント。
ビッシソワーズ(じゃがいもと玉葱の冷製スープ)
エビのサラダ
トマトとベーコンとモッツァレラチーズの熱々パスタ。
あなた何者?
そこらのシェフよりおいしいぞ。
極めつけはこの手作りケーキ。
どこが極めつけかと申しますと・・・
裏返すと
じゃこちんの指の跡がくっきりと。
そこにきのこの山を突き刺す彼女はやっぱりいつものじゃこちんでした。笑
人の心を癒す空間と楽しい時間を作ってくれた人。
こういうおもてなしはしようと思ってもなかなかできるもんじゃない。
本当にうれしかったです。
どこのどんなお店のお料理より美味しかったです。
イケメンなんていりません。
指の跡のついたケーキ。
一生忘れません。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
そういえば、たしか2月にも誰のやわからん誕生会してもらったな。笑
さざえ
杜氏さんは漁師さん。
今年もさざえをたくさんいただきました。
自分で獲ってくださった、新鮮さざえ。
またブレてる・・・(-_-;)
大漁!大量のさざえ。
いつもお世話になっている方々にもお裾分けをして
バイトの相棒にも持って帰ってもらって
実家にも送らせてもらって
あとはみんなでいただきます。
「さざえ」は殻を小さい家に見立てた「ささ」(小さいの意)「え(い)」(家の意)の意味なんですって。
さざえの効能っていっぱいあるんですね。
ちょっと調べて見ましたら 滋養強壮・肝機能の強化・疲労回復・老化防止・美肌効果・味覚障害の予防・高血圧の予防・動脈硬化の予防・精神安定
こりゃ万能薬かい?
今夜はさざえのつぼ焼き。
魚焼き器で焼いて、お醤油ちょっとたらして熱々を殻から取り出してパクリ。
これがまた、日本酒に合う~ ♡
いつもはビール党の私もさざえの壺焼を食べる時は日本酒が飲みたくなります。
そしてそこには日本酒がある。
日本酒造ってて良かった~と思う瞬間であります。(笑)
私、あのワタも大好き 綺麗にクルクルと回して全部食べます。
主人は身の所だけ。
残ったワタは私が食べます。
見た目はグロテスクだけど、磯の香りがたまらんね~。
初めてワタを食べた人って勇気いったやろな。
さざえによって色違うし。
さざえが食べたものによってワタの色が変わるみたいですね。
私はいつの間にやら食べてました。
ワタが食べられると得した気分になります。
ごちそうさまでした。
老化防止・美肌効果・・・うひひひひ~!
グミ
今年もなりました。
グミの木
まだ青いのもあるけど
真っ赤なグミもブラブラ。
一つつまんで口の中に
す・すっぱ~い、しぶい(@@;)
でも昔は今みたいに甘いものが豊富じゃなかった頃はおいしいおやつだったんでしょうね。
この木の下にもっといっぱいグミの実がついていました。
父がお隣のすし慶さんのディスプレイにどうかと抱えて持って行きました。
優しくて気のつく父です。
お中元事情
百貨店のお中元も6月から本格的に始動。
5月の終わり頃からぼちぼち荷物の注文が入ります。
でも6月の20日過ぎになっても一週間に一度くらいの割合で、6個の注文が入るくらい。
今年は大阪うめだの阪急百貨店は10月にグランドオープンを控え、6月、7月いっぱいでお中元ギフトの受付を区切っていて、いつもより短い期間。
今年は出足が遅いな~とのんびり構えておりました。
昨日の昼前、主人が「注文FAXきてるで~」と蔵へ持ってきてくれました。
「どんだけ~?」
見たら60個。
そこから慌て出す私。
60個ってことはダンボール10箱分。
まだ2箱しかできてないがな。
午後からは相棒はお休みなので一人で頑張らねば。
お酒にレッテルは貼ってあるし、箱も準備してあるから案外仕事が進みます。
このように一箇所にいくつもの荷物を送る場合はヤマト便という伝票で配達してもらいます。
普通の宅急便よりはるかに送料が安い。
こちらとしてはこのようにかためて注文していただくと大変ありがたいのですが、このヤマト便は普通の宅急便優先なので、荷物が多いと後回しにされる可能性もあるので、指定の着日の前々日に発送しなければなりません。
少し前までは、湖北町の営業所まで毎回運んでいましたが、最近はドライバーさんが「そんなん運びますよ」ととても親切。
前もって、ドライバーさんに電話をして今日はこれだけの荷物があるのでお願いします連絡します。
いつも16時頃が集荷なので、それに合わせて悪戦苦闘。
なんとかかんとか時間に間に合い、主人に車に積み込んでもらって店まで運びます。
まあ、こんな風に出ないとまた困るのですが、6個・6個・6個の次が60個か~
徐々に増やしてもらわんと心の準備が などと勝手なことを言っております。
7月が勝負かな。
可愛いお客様
昨日は総合的な学習の時間の見学ということで、小学3年生の子供たちがうちの店に見学にきてくれました。
前日は台風で午後から学校はお休み。
この日も中止になるかなと思いましたが、湖北地方は運良く台風の影響もそれほどひどくなく学校からも予定通り見学に行きますとの連絡をいただきました。
朝10時、子供たちがやってきました。
今年は男の子ばかり。
「よろしくお願いします」と元気な声で挨拶してくれます。
「こちらこそよろしくお願いします」
店の中に置いてある杉玉。
いつもなら店の軒にぶら下げているのですが、台風のために父が降ろしたものです。
もう一つ台風が近づいているためもうしばらくこうしておくそう。
子供たちは興味津津。
この杉玉の説明もしながら話を進めます。
下調べをしてきたのでしょう、桑酒について色々と質問をしてくれます。
その質問に答えながら、桑酒やお酒の造り方などの説明をしました。
「桑酒は、480年前からうちで造っているお酒で、もち米と麹米と桑の葉を使って造ったお酒です。
480年って江戸時代よりもっと古いんやで、室町時代の終わり頃かな」
私の話をしっかりとノートに取っていく子。
「おばちゃん、しゃべるの早すぎ!ノートに書けん」と言う子。
3年生の子供たち、どの子もすごくかわいい。
桑酒の試飲はさせてあげられないので、コップに入れて色と香りを順番にみてもらいました。
「あっ、そうや みりん粕食べてみる?」
ちょうど詰めたばかりのみりん粕があったので、順番に食べてもらいました。
「もち米100%の昔のおやつやで」
少しずつつまんでいた子供たちもくせになったのかちょこちょこつまみ食い。
「残ったの持って帰っていい?」
「いいよ~」
「みんな桑の葉って見たことある?外に植えてあるから見に行こうか」
香りを嗅いでみる子、お友達にも持って帰ってあげる子
その中でこの桑の葉を持った子が「長い間続けてくるのに苦労したことは何ですか?」
おっと、するどい質問をするな~
「やっぱり一人では造れないので、みんなで協力して造り方も次の人に伝えていくことが大事なんだと思います」
と答えておきました。
咄嗟になかなかいい答えが見つからない。
この坊や体格も一番大きい。
どうやら柔道をしているそう。
他の子の質問に答えてる時に
「なあ、なあ、おばちゃん、あれ何?」と関係ないことを聞いてくる。(笑)
「ちょっと待ってな、この質問に答えてからな。」
色んなタイプの子がいて楽しい。
こういう子が案外大人になってからやり手になるのかも。
「どんな場所で造っているんですか?」
それじゃ造っている場所を見てみますか?と案内。
仕込蔵をみて、「あっ、家の中に神社がある!」って言った子がいました。
そうやね~、しめ縄してあるからそう見えるね。
お賽銭 置いてってくれてもええで。(笑)
あっという間に1時間が経ち、見学と質問タイムが終わり、無事に今年も小学3年生の蔵見学が終わりました。
「ぼく日曜日にお父さんと買いに来るわ」
なんて可愛いことを言ってくれる子もいました。
子供たちが学校に戻ってから、午後からは母が外出していたので店番をしておりますとかわいい子供の声がします。
学校が終わってから、家で着替えをすませて今日来てくれた子供たちの中の3人が遊びに来てくれました。
あの体格のいい坊やもいます。
「おばちゃん、今日くれたみりん粕、学校に帰ってみんなに食べさせたったで」
「そう、みんななんて言ってた?」
「う~ん、そんなにおいしくないって」
子供は正直。
「そうか~、そんなに甘くないからな~。
噛んでると癖になるんやけどな。みんな摘んでたやん。笑」
「僕らはおいしかったで」
「そうか、また遊びにおいで」
「ばい、ば~い」
そう言って帰って行きました。
すぐにまた来てくれてなんだか とってもうれしかったです。
この子たちが大きくなった時、木之本に桑酒っていう珍しいお酒があることや 昔、ここで桑の葉もらったこと、みりん粕をみんなで食べたことを覚えていてくれたらいいな~。
その頃は、私はもうおばあちゃんやろな。(笑)