もはや通過点
日本が5大会連続のワールドカップ出場を成し遂げました。危なかったですね。それでも、ホームで決められたこと。ワールドカップ前の真剣勝負ができるコンフェデレーションカップが15日からブラジルで始まりますが、11日のイラク戦が消化試合となり、コンフェデ杯に集中できるのは、良かったですね。
本当に20年前のドーハの悲劇、16年前のジョホールバルの歓喜がつい昨日のことのように思い出されますが、日本サッカーにとって出場が目標だったのが、もはや出るのは当たり前、勝つこと、優勝を目標にするようになってきました。長友が「ワールドカップ優勝が目標。」と言いましたし、本田が「皆さん信じないかもしれないけれどコンフェデ杯優勝を狙っている。」と言っていました。コンフェデ杯もFIFA主催の公式戦ですからこれの優勝は世界1ですからね。高校野球の神宮大会みたいなものですな。
それにしても、心に余裕が出てきたんですね。ザッケローニ監督が「まず第1に選手諸君がよくやってくれました。」と選手へのねぎらいを忘れませんし、長友が裏方やバックの人たちのサポートに感謝を言いましたし。素晴らしいことだと思います。
ワールドカップは以前はアジアはお情けの1枠。それが、出場が24か国になり2枠となりましたが、あのドーハの悲劇の様になりました。日本初出場のフランス大会は32か国になりアジアは3.5枠(0.5枠はオセアニア代表とのプレーオフ)でしたが、3枠目に入りました。次の日韓大会で開催国枠で2(日本と韓国)アジア枠2でしたが、日韓の活躍でドイツ大会では4.5枠になり、アジアはドイツ大会では惨敗しましたが、そのままで行っていますね。オセアニアの豪州がアジアに入ったこともあるのですが。だから、世界で1番早く出場が決定してしまいますね。ドーハの時のようなドキドキ感がありませんね。
ちなみに先日2軍で日本に完勝したブルガリアはヨーロッパ予選でイタリア、チェコと同組。そこで1位のみが出場。2位になれば他の組の2位とプレイオフで勝たないと出られません。ヨーロッパはどこも強いので厳しいですね。
まあ、何はともあれ日本代表おめでとうございます。ただこれは通過点ですね。ワールドカップ優勝目指してこの1年頑張って欲しいです。もはや夢とは言っていられないのです。