亡父の誕生日に思う

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 昨日、9月2日は亡父の誕生日。もし生きていたら83歳になる日でした。

 

 父が亡くなった時は、ちょうど小泉郵政解散が決まった時。そして忌明けは総選挙後初の国会が開かれるときでした。「こんなに空いても国は大丈夫なんだな。なんて日本は素晴らしい?国なんだ。」と思ったのを覚えています。

 

 父の中陰中は、お盆と終戦記念日など日本を考えるとき。当時テレビを見ていて日本の重光葵外相がアメリカの戦艦ミズリー号艦上で降伏文書に調印した日が昭和20年9月2日。ちょうど父が16歳の誕生日だったことを改めて知りました。

 

 よく父が戦後、兄弟で唯一大学へ行かず、家業に入って一生懸命商売をやってきたことを懐かしそうに話していましたが、あの何もかも、価値観も180度変わってしまった時に、情熱を燃やし、立ち上がろうとしていたことを改めて思い、もっと話をしておくべきだったなと反省しました(覆水盆に返らずですな)。

 

 家業において、親子というものは本当にうまくいかないものですね。親からすればいつまでも子供ですから頼りないし、子にしても親があって自分がいるということを忘れ、現状を当たり前と考えてしまいます。社長とその息子がけんかをしている会社というのは社員にとっては本当に迷惑で不幸な話です。

 

 さて、当時私がここはAで行くべきといえば必ずBと言った父。今の私のしていることをどう思っているのかな。

 

 それでも先代の世代の人たちが長浜に大きな足跡を残しています。その情熱に負けてはいられません。

 

 

 

 

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長浜の大手門通りの米嘉席のところで「正しい材料、正しい方法、正しい姿勢」をモットーにパン作りに励むパン屋です。

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