美形役者と悪役

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 曳山祭りも線香番でいよいよ子供たちの芸も完成。あとは13日のくじとりの後の自町狂言などで役者が本番で上がらないようにして本日を待つことになりました。

 13日の自町狂言で初めて化粧し、本番の鬘や衣装で狂言を行います。このときの役者の変身振りに親も若衆も本当に感激するんですね。特に大手町では(どこもそうかもしれませんが)稽古中はよほどの事があっても両親は稽古場に入ることはできません。そのため子供の大きな変わりようにびっくりされます。

 

 大手町では平成15年に「新版歌祭文 野崎村」という芸題を奉納しました。

 そこで油屋娘 お染を演じたI君。彼の両親は美男美女でやはり本人も美男子でした。彼が化粧をして衣装を着けたとき若衆から「ほーっ。」と感嘆の声が上がりました。お母さんにそっくりだった気がします。すごく綺麗でした。私が担当の役者方だったのですが振り付けの水口先生が「わしが連れてく。」と腕を組んでいかれました(笑)。

 

 夕渡りでは写真撮影が飛びぬけて多かったような記憶があります。翌日の夕渡りの新聞記事には彼と役者方でついている私の写真が掲載されました。各地から「見たで。」の声をいただきました。(笑)

 

 16日の後宴自町狂言のときです。観光バスのガイドさんたちが「綺麗。」と歓声を上げているとある若い衆が「男ですよ。」と言うとガイドさんたちは「エーっ。」。若集は追い討ちで「自信をなくさないように。」(笑)

 

 歌舞伎だけでなく相撲の世界にも美形と憎まれ役などがありますね。

 最近は政治の世界でもあるかな?

 先日の亀井大臣と小泉進次郎議員の討論。まさしく悪役商会(悪玉)と善玉ですね。

 これがもし、亀井大臣が渡哲也や石原慎太郎のような男前で小泉議員が不細工キャラだったら皆さんどう感じるでしょうか?

 

 まあ、それはさておき春休み返上でがんばった役者の成長を見てやってください。

 当店の前の米嘉席では弐番山と四番山が芸をします。

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長浜の大手門通りの米嘉席のところで「正しい材料、正しい方法、正しい姿勢」をモットーにパン作りに励むパン屋です。

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