ありがとうキムタク
ていくさんも書いておられますが、昨日の未明に巨人の木村拓也コーチがファンの願いもむなしく、力尽きて亡くなりました。
彼はSMAPの木村拓哉と同じ名前ですので広島カープファンの私も彼が広島に在籍時から「カープのキムタク」として玄人受けする職人芸の彼のプレーは好きでした。
彼はどこでも守れるユティリティプレーヤーとして投手以外の全ての守備位置で試合に出ました。特に昨年ですか?巨人が捕手を全て使い果たしたときに捕手を務めて原監督が「キムタクがいていなかったらと思うとぞっとする。」と言ったのは有名です。原監督が号泣したところからも彼の人柄、素晴らしさが見受けられます。
私が子供の頃、一試合で全守備についた高橋と言う選手がいましたが、これは当時の故三原監督がシーズン終盤の消化試合でのファンサービスとして行なったものです。それに対してキムタクは1番から9番全ての打順も経験していますが、真剣勝負の中でこういうことを経験しているということは彼がいかに器用で試合に出るための貪欲さがあり、心底から野球が好きであったと言う証明だと思います。
ブラウン前監督(現在は楽天の監督)の若手起用の方針から4年前に広島を出て巨人に行きました。そこで彼が選手としての晩年を巨人という人気球団ですごし、彼のよさをファンに知らしめたことは彼にとって幸福だったのかもしれません。
昨年は三村。今年はキムタク。広島カープの名プレーヤーの早すぎる逝去は本当に残念ですね。巨人のV9をささえた土井も昨年亡くなったし、ショートやセカンドは激しい守備位置だから命を縮めるのかな?
木村拓也選手のご冥福をお祈りいたします。広島ファンの一人としてあなたが広島の他に在籍した日ハム、巨人、そしてオリンピック日本代表で見せてくれたガッツあふれるプレー。そして引退の席であなたが大切な家族に向かって「パパはやったよ。(頑張ったよだったかな)」といった言葉は忘れることができません。ありがとう。