明日は父の日
うっかりしておりましたが、明日は6月第3日曜日で「父の日」ですね。
私は母の日も父の日も、そして敬老の日もそんなに深くは考えていなかったのですが、昭和63年に長浜楽市に出店してからMother's dayたらFather's dayのPOPが楽市館内には多く貼られていまして、改めて商売の機会として大切なことを知らされました。母の日の翌週の5月第3日曜日はGWと母の日でお客様が金を使い果たしたのか、ガクンと客足が落ちることは毎年の恒例となっておりました。
さて、父の日。私の同級生でも、お父さんが元気なものは何人かいますが、やはり、お別れする年ごろとなってまいりました。最近バタコの伯父が急に亡くなりまして、当社が休業に入ってからこれで私とバタコのオジが4人も亡くなりまして、本当に、そんな時なのかなと思っています。そして、何もしてやれなかったことを悔いている今日この頃です。
さて、以前にも何度も話している私の父ですが、色々と厄介なものも残してくれました。しかし、父がしてくれたことは本当に素晴らしいありがたいことだったと思い出しております。
非常に苦しい中で、金銭面での心配をかけさせないで大学へ行かせてくれました。今思うとそれもわからない道楽息子でした。
世間でも色々な親がおられます。北野武さんは売れ出した頃、あのお母さんにそうとうお金を無心されたそうです。「お世話になった親だから仕方ない。」と言われるまま渡していたそうですが、亡くなられる前に貯金通帳を渡されたら、そのお金が全て入っていたそうです。お母さんは「今は売れていて金には困らないが、何があるかわからないのでいざという時に備えて。」と息子である武さんのために蓄えておかれたということらしいです。
親というものはその字の通り、「木の上に立って、遠くまで自分の子を見ているもの。」と中学時代の担任のM先生に授業中教えられました。
実は、甥っ子2人の誕生日が近い時期にありまして、改めて父の日に親の有難さ恩というものを感じている次第です。
親を超えている子供たち?
私には子供がないので気が付かなかったのですが、私たちの世代の子供さんたちで親と同じスポーツや将棋囲碁などのゲームを行い、自分の親以上の成績を上げている選手たちが珍しくなくなりました。
柔道界でも先日の全日本選手権で2年連続でベスト4に入った石井選手はお父さんが確か天理大出身で私より2年上で学生柔道界では斎藤(ロス、ソウル金メダリスト)と覇を競っていた選手です。全日本は斉藤や正木の前に隠れて優勝争いまではできませんでしたが息子が全日本優勝近くまで来ていますね。
女子48キロ級でワールドマスターズで優勝した遠藤宏美もお父さんは学生柔道で惜しくも準優勝でした。日本1にはなれませんでした。
その他にも私のような経験者ならよく知っている選手のお子さんが活躍していますね。そんな中で、私の同級生の息子さんが数年前に囲碁の小学生日本1になった子がいます。
私の友人は高校2年で全国高校囲碁選手権滋賀県大会で団体・個人で優勝。全国でも3回戦(ベスト16)?くらいまで行きました。3年は受験だからと出ませんでした。当然勉強もよくできたので名門大学へ行きましたが、そこでは何とボート部に。数年前に彼の結婚式で隣にいた元ボート部のメンバーと話して、そのことを言ったのですがボート部のメンバーは全然知らなかったようです。
私なら全国大会に出たら自慢するのにえらい違いですな(笑)
親としたら大変でしょうな。勉強もしなければならない時に、これだけ強いとどう進ませたらいいのか、迷うところもあると思います。
「兄貴2人は頭が悪いから将棋ができず、東大へ行った。」と言ったのは昨年亡くなった名人にもなったことがあり、将棋連盟会長を務めた米長邦雄さんですが、折角の才能。プロになって欲しいですね。
日本の素晴らしさ
当社は明治の代理店でもあるわけですが、その役員会が先日開かれました。その席で、副会長がトピックスとして話したのですが、日本で牛乳配達というものが始まったのが約80年余り前だそうです。世界で一番早いのはイギリスで約150年前だそうです。
牛乳販売が多い国というのはアメリカ、ロシア、ニュージーランドなど多くの国があるらしいのですが宅配というものはなんと日本とイギリスぐらいしか根づいていないそうです。
その原因を探っていくと、日本とイギリスの共通点から出ているような気がします。ということでした。
共通点は
1、島国であること
2、紳士度が高い
3、ロイヤルファミリー(イギリス王室と皇室)の存在
だそうです。ロイヤルファミリーの存在は国民の象徴ということから、お手本でもあり、大きな災害の時に皇室が励ましに来られたりして国民の心はしっかりします。だから、東日本大震災の時に諸外国がびっくりするような国民の動きが出ているんですね。
こんなことを言っては叱られますが、アメリカや中国などは配達したら牛乳箱から子供などがとって飲んでしまうんでしょうな。日本やイギリスなら、そういうことが殆ど考えられないんでしょうね。だから成り立つと言えるのか。
そういえば、コンビニのセブンイレブンが日本ですごく伸びたのは真夜中に営業していても比較的安全であるということが原因の一つだそうです。
本当に日本で生まれて良かったと言えますね。
滋賀県出身のスポーツ選手
滋賀県のスポーツといえばどういうイメージがありますか?
どちらかというと全国的に弱いということでしょうか?私が子供の頃は甲子園大会では「出ると負け。」。その他のスポーツではサッカーでも1回勝てばいいところ。優勝を争うということは先ずありませんでした。
高校3年の時。比叡山が初めて夏の大会の勝利を挙げ、ベスト8まで行きました。同級生が多くいた長浜北高校は予選の決勝で比叡山に敗れ、彼らでも1回は勝てたかなと思ったりしておりました。
その年は滋賀県で高校総体(インターハイ)が開催された年。わが母校虎姫は一人も出られなかったのですが、他の学校は頑張ってくれました。
バレーは前年は長浜商工(現・長浜北星)が藤田幸光選手を擁し決勝で古川のいた藤沢商業に敗れましたが準優勝。前年の3位、その前のベスト8に次ぎ黄金時代でしたね。滋賀大会でもベスト4に入りました。
その後は56年の国体での総合優勝に向けた強化のおかげで強くなりました。56年の国体では柔道少年の部(高校生)では滋賀ひいきの判定もあるのですが優勝でしたからね。
21世紀に入るとサッカーでは草津東が準優勝、2001年の甲子園では近江が準優勝。そして2005~2006年の高校サッカーで野洲が優勝しましたね。滋賀もそこそこ強くなってきました。
そして今日の陸上の日本選手権。彦根南中出身の桐生選手。残念ながら2位でしたが久し振りに100Mに注目を集めています。
また先ほど野洲を優勝に導いた乾選手。高校を出たころは飛び越えて五輪代表候補まで行っていましたが伸び悩んでいました。最近はフル代表に選ばれています。ブルガリア戦でだめだったので豪州戦は出られませんでした。
コンフェデ杯で結果を残してワールドカップに出て欲しいものです。
滋賀にいては強くなれないので、よそへ行ってから強くなるのか?滋賀出身の選手に頑張って欲しいものです。
もはや通過点
日本が5大会連続のワールドカップ出場を成し遂げました。危なかったですね。それでも、ホームで決められたこと。ワールドカップ前の真剣勝負ができるコンフェデレーションカップが15日からブラジルで始まりますが、11日のイラク戦が消化試合となり、コンフェデ杯に集中できるのは、良かったですね。
本当に20年前のドーハの悲劇、16年前のジョホールバルの歓喜がつい昨日のことのように思い出されますが、日本サッカーにとって出場が目標だったのが、もはや出るのは当たり前、勝つこと、優勝を目標にするようになってきました。長友が「ワールドカップ優勝が目標。」と言いましたし、本田が「皆さん信じないかもしれないけれどコンフェデ杯優勝を狙っている。」と言っていました。コンフェデ杯もFIFA主催の公式戦ですからこれの優勝は世界1ですからね。高校野球の神宮大会みたいなものですな。
それにしても、心に余裕が出てきたんですね。ザッケローニ監督が「まず第1に選手諸君がよくやってくれました。」と選手へのねぎらいを忘れませんし、長友が裏方やバックの人たちのサポートに感謝を言いましたし。素晴らしいことだと思います。
ワールドカップは以前はアジアはお情けの1枠。それが、出場が24か国になり2枠となりましたが、あのドーハの悲劇の様になりました。日本初出場のフランス大会は32か国になりアジアは3.5枠(0.5枠はオセアニア代表とのプレーオフ)でしたが、3枠目に入りました。次の日韓大会で開催国枠で2(日本と韓国)アジア枠2でしたが、日韓の活躍でドイツ大会では4.5枠になり、アジアはドイツ大会では惨敗しましたが、そのままで行っていますね。オセアニアの豪州がアジアに入ったこともあるのですが。だから、世界で1番早く出場が決定してしまいますね。ドーハの時のようなドキドキ感がありませんね。
ちなみに先日2軍で日本に完勝したブルガリアはヨーロッパ予選でイタリア、チェコと同組。そこで1位のみが出場。2位になれば他の組の2位とプレイオフで勝たないと出られません。ヨーロッパはどこも強いので厳しいですね。
まあ、何はともあれ日本代表おめでとうございます。ただこれは通過点ですね。ワールドカップ優勝目指してこの1年頑張って欲しいです。もはや夢とは言っていられないのです。